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2018年02月15日21:11

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枝野質疑 「自衛官は防衛出動命令に服従する義務が無いことの確認を求める裁判」

枝野「被告人は国で、代表者は法務大臣でよろしいですね」

法務局長「その通りでございます」

枝野「この判決要旨に、ビックリすることが書いてありました。『存立危機事態が生じることや、防衛出動命令が発令されることが、およそ想定できないと言う被控訴人の主張は』と〜判決文全文も取り寄せて見ました『現時点で存立危機事態は発生しておらず、国際情勢にかんがみても、将来的に存立危機事態が発生することを具体的に想定し得る状況にはない』これ、国の主張です。間違いないですね?」

局長「係争中の、個別の事案のことでありますので、詳細についてお答えすることは差し控えたい〜」

枝野「国が、昨年の11月27日、『国難だ』と言って衆議院解散があった後です、北朝鮮情勢が緊張している、今にも、北朝鮮からミサイルが飛んでくるかもと危機があおられているド真ん中で、政府が裁判所に提出した準備書面の中には、『現時点で存立危機事態も発生しておらず、また現時点における国際情勢にかんがみても、本件訴訟が継続する当面下に於いて、将来的に上記事態が発生することを、具体的に想定し得る状況にはない』、国側の主張です。ちなみに、アメリカと北朝鮮との間で武力衝突が発生した場合、と言う事の主張も、『あくまでも抽象的な仮定を述べるものにすぎず〜将来、武力衝突事態、存立危機事態が発生するか否かや、その時期が具体的にいつであるかを何ら示唆するものではないことは明らかである』法務大臣の認識ですね?国として主張したんですよね」

上川「〜具体的危険性を国として肯定できないと主張したところ〜」

枝野「政府は、一方では、いかにも、直ぐにも存立危機事態が生じるかもしれないと言って、安保法制を急いだ。そして北朝鮮との関係も〜いかにもミサイルが飛んできそうな危険を煽りながら、一方で同じ国が、違うところでは、そんな具体的危険はないと、堂々と国として正式に主張している、こういうのを二枚舌と言うんじゃないでしょうか?」
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