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2018年02月09日01:43

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はばたけ大相撲

相撲が好きだ。
子供の頃から好きで、途中、外人力士侵略時代に突入してからしばらくみない時期があったが、ここ数年は再びみている。
歳と取ればとるほどに、相撲の奥深さがみえてきて、なおのこと好きになっていく。

今年は、日馬富士の貴の岩への暴行事件に端を発し、大相撲協会と貴乃花親方の確執、貴乃花親方のレジスタンスともめているところへ、日馬富士の引退、そして、式守伊之助のセクハラ事件、さらに春日野部屋の過去にあった暴行訴訟事件のリークなど、角界はゆれにゆれ、非難の対象となった。
大相撲には、このてのスキャンダルが定期的に起こるのだが、大相撲ファンとしては、そんなのより、本場所で誰がどのように活躍するか、それだけが楽しみなのである。
場外乱闘なんて煽り立てるのはもうやめにしてほしい。
それに白鵬にトバッチリがいき、「勝ち方が横綱らしくない」だのなんだのって・・関係ねーやんけって思ってしまう。
横綱の品格ってなんだよ。まず、横綱は勝つことが第一だろ。白鵬は勝ちにこだわる勝負師であり、かちあげだの、張り手だのも、決してルールに違反するものではない。
では、何が悪いのかといえば、強い日本人力士がでてこないこと。
しっかりしろよ!日本人力士!
モンゴル風情にいいように荒らされているって非難するのなら、その前に、モンゴル人どもにいいようにされないくらい、日本人力士が強くなればいいだけのことだ。
議論が本末転倒してしまっている。全く、白鵬の批判を聞くたびに、情けなくなってくるのでもう言わないほうがいい。
白鵬は、何はともあれ「40回優勝」があり、通算勝利数は歴代トップに躍り出たまま、記録は更新中だという、実績を引っさげている。その実績の前に、誰も文句など言えるはずがないのだ。

ところで、今年の初場所はそこそこ面白かったと思う。
栃の心は、平幕で、上位陣をけちらし優勝したという、まさにダークホースが下克上の活躍をしたのだが、初場所における栃の心はたしかに強かった。
得意の右四つになってからの、引き付けの強さは桁外れで、ほとんどがそこからの安定した寄り切りで勝っているのもそうだが、何よりも相手にマワシを取られないように突き放されても、崩れずに冷静に懐へ入り四つ相撲へと持ち込む技量、それに、土俵際での巻き返しのうまさなど、みてて興奮したものだ。
何より、あの引き締まった筋肉。往年の千代の富士を思い出されるのだが、あの体型ゆえか、スピードもあり、技への即効性も目立っていた。
僕自身、多くの人と同じく、純潔日本人力士の台頭を願い、日本の国技である大相撲が再び日本人力士中心の世界になってくれることを強く望んでいるものだが、それでもあのジョージア出身力士の活躍には、目を見張った。それだけ素晴らしい相撲だったのと同時に、「これが日本人力士だったら・・」とため息がでる。
では反面、日本人力士はといえば・・
まず、稀勢の里だ。
もう話にならないね・・さすがに5場所連続の休場では、思いやってもやれなくなる。
思えば昨年初場所の劇的な優勝から1年。あれには興奮したものだ。
稀勢の里は、その実力がありながらも、いつも肝腎なところで勝てず、また白鵬が壁になり、優勝できなかった。優勝ができなければ横綱昇進は無理なんだが、ようやく優勝できたことで、稀勢の里の過去の実績も考慮されてすぐさま横綱へ昇進。
14年ぶりの日本人横綱に日本中がわいた。
今年は、稀勢の里と白鵬で優勝を争う年になる、それこそ日馬富士や鶴竜なんかはもはや敵じゃないだろう、なんて楽しみがあり、空前の相撲ブーム到来の予感があったのだが、蓋をあけてみれば・・
翌春場所で、その日馬富士に生命線の左腕を壊された。しかしその場所は、負傷を抱えながら奇跡的な逆転優勝。稀勢の里についに神が降り立った瞬間かと思われたのだが、その後はケガが回復せず、出場しては前半で休場を繰り返す体たらく。
それでも、ケガをきちんとなおして、また相撲を盛り上げてほしいと願ったのだが、それが1年も続くとなると、さすがにもう、許容範囲を超えてしまった。
その間に白鵬は、安定の2回優勝を追加、白鵬1人勝ち時代はまだまだ継続してしまっている。
次に、御岳海。この力士は、ずっと期待されているのだが、昨年は三役で一度も負け越さなかったという安定の実力を誇っていた。
番付は関脇で望んだ今場所。パワーアップした取り口で、あれよあれよと7連勝。ようやく実力が一歩突き抜けていくのかとの予感をさせておきながら、5連敗・・終わってみれば8勝7敗と、ようやく勝ち越しを拾っただけ。おい、なんなんだよこれは!
そして豪栄道。
やる気あるの君?とも言いたくなるが、本人はいたってやる気十分なんだろう。ただ、昨年秋場所で、まず優勝は間違いないだろう。というところまで詰めておきながら日馬富士に逆転優勝を許すという、何とも情けない。
日本人力士の昨今の傾向として、ここ一番に、どうしても勝てない。稀勢の里にしてもそう。どうだっていい時には圧倒的パワーをみせるし、優勝争いにいつも食い込んでいるが、「ここで勝たなきゃな!」というところで星を落とす。
まあ、初場所に限って言えば、高安がそこそこ力も安定してきているし、どうしても勝てなかった玉鷲にかつなど、苦手の克服も着々としている感があったが、それでも、まだまだ安心できない。
何が悪いのか?の分析は、いつかしたいと思っているが、少なくとも結果をみれば、まだまだ外人力士の横暴を許す時代が続くだろう。

ところで、冒頭で書いた角界のスキャンダルについて。
アホみたいに不祥事を暴き立てるマスコミは糞だと思うが、1つには「神聖なるスポーツとしての相撲」という前提に立っちゃっているから、いちいちわめき散らすんじゃないか?
相撲って、神事であり、また興行である。
そこは、世間一般と違った独自の世界があり、時にはヤクザな部分もあって、暴力が許容される世界でもある。
なんたって100kgを超えた尋常ではない鍛え方をした大男たちが、裸でぶつかり合うのである。相撲の立会いの衝撃は1トンを超えるそうである。
まさに、力士たちは命がけの世界にいる。命がけの世界で、本当に命を落とすものもいて、そこで生き残ったものが、栄光をつかめる世界であり、またその中でさらに勝ち続けるものが「横綱」という現人神になるのである。
そのいわば神の世界を維持するためには、時には八百長も必要になるだろう。また、この伝統文化を破壊するようなものは、暴力的に排除もされるだろう。
健全なるスポーツマンシップの世界であり、私たちも踏み込める身近な世界であるなんていうのは勘違いも甚だしい。
私たちには、決して立ち入ることのできない世界だからこそ、そこに神々しさも生まれるのだ。
だから、マスゴミのアホども。神々しい世界をドヤ顔で貶めるようなことはやめてほしい。
そして、相撲ファンはそんな場外の喧騒なんかいちいち気にせず、純粋に相撲そのものを楽しむべきなのだ。

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