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2018年02月04日20:26

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映画「スリープレス・ナイト」

今日の朝、MOVIXあまがさきで鑑賞。
このクライムアクションに。

ジェイミー・フォックス ミシェル・モナハン 
「スリープレス・ナイト」Sleepless  

ラスベガス警察の刑事ヴィンセントは相棒ショーンと共謀して、ギャングから大量のコカインを強奪。
しかしその翌日、ビンセントの息子トーマスがギャング組織に誘拐拉致される。
そのコカインはカジノを経営するギャング組織ボスのルビーノが、別のギャング組織との取引にするコカインだった。
息子救出のために、敵アジトとであるカジノへコカインを持って潜入。
さらに、取引相手のギャング組織のボスの息子ノヴァクは、カジノに現れルビーノにコカインはどこだと要求する。
また、ギャング組織と汚職刑事であろうヴィンセントを追って、女刑事ブライアントもカジノへ潜入する。


今日の映画は、
ストーリーはクライムサスペンスなアクション映画である。
今回はズバリ!



大当たりな傑作だった!



これ、後で分かったのですが、実は2011年のフランス映画のリメイクだと言う事。
こちらの方は未見で、比べようも無いですが、
今回の本編に関したら、実に良く出来たアクションサスペンスだった。

冒頭、夜のラスベガスの空撮シーンから始まる(私はこういう夜の都会のシーンが大好き)
主人公である刑事ヴィンセントと相棒のコカイン強奪シーンから、
そのヴィンセントの息子の誘拐へと行き、
そして物語の舞台は大きなカジノ。
クラブがあったりスパがあったりと、カジノ以外にもあらゆる所がある総合娯楽施設といった感じ。
物語の大半はその巨大カジノの一夜に限定される。

汚職刑事ヴィンセント(しかしその実態は)、
それを追う女刑事ブライアントと相棒刑事、
カジノを経営するギャング組織ボスのルビーノ、
その取引相手のギャング組織のノヴァク

と、この4組の駆け引きが実に面白い!

リメイクなんで元の映画の脚本もありですが、
これ、なかなか、演出と脚本で最後まで無駄が無く緊張感がずっとあるのがいい。

もちろん、アクションもふんだんにある。
今回良かった点では、主人公刑事が前半で腹に負傷をし、敵と戦うのにかなり傷を庇いながら戦う姿。
敵と格闘するシーンが多く、苦戦を強いられながら突破していく姿がまたカッコ良い。
中盤までは静かに戦う雰囲気だが、クライマックスに行くにつれ、そのアクションも派手になっていくのもいい。

あと、小道具の使い方。
特にスマホでのやりとりがこのサスペンスの肝。
これが、また主人公ヴィンセントの逆転劇やラストのオチへと繋がる辺りが実に上手い。
また、息子の命と引き換えに要求するコカインが女刑事に押収された為に、主人公は急遽砂糖の袋をコカインに見立てて、リュックに入れ尚且つ閉まったファスナの途中に穴を開ける細かい芸当と言うか描写とか。
その後に起こる展開を、小道具で上手く緊迫感を上げるのが実に良かった。


監督はスイス出身のバラン・ボー・オダー。
前作はドイツで撮った「ピエロがお前を嘲笑う」で、これは劇場で見逃してる為に前日に拝見したのですが、これが実に良く出来たクライムサスペンスだった。
この監督、前作では脚本も書いていて意表を突かす展開と実に上手い。
今回の新作も、実に意表を突く展開にアクションが見事だった。
バラン・ボー・オダー監督、今後は要チェックの監督だと思う。


キャストも勿論良かった。

ヴィンセント役のジェイミー・フォックス
最近では去年のマイベスト2位だった「ベイビー・ドライバー」で凶暴な男を演じ最後が悲惨だった役が印象的。
よく映画には出るけど、本格的に彼が主役なのは久々のような気もする。
刑事役といえば以前は「マイアミ・バイス」があったが、今回は息子を助ける為に極限状態に置かれた汚職刑事を演じるが(これも実は…)
ガンアクションもあるが、どちらかといえば肉弾戦のアクションが多かった。
ジェイミーの代表作で特に好きな「ジャンゴ 繋がれざる者」に続いて、
今回もカッコイイ!ジェイミー・フォックスが拝見出来て良かったです。

ブライアント役のミシェル・モナハン
最近の出演作と言えば「ピクセル」があったが、今回は今までのイメージとガラッと違う男勝りな刑事役。
ミシェルと言えば、守られるヒロイン役というイメージもあったが、今回は自ら攻めに戦う。
彼女も肉弾戦があり、最後まで活躍するヒロインぶりだった。
今年はここまで「レディ・ガイ」のミシェル・ロドリゲス(役は男だが)、「ジオストーム」のアビー・コーニッシュに続き、「スリープレス・ナイト」のミシェル・モナハンと戦う女に魅了され続けてます!

他に気になった役者と言えば、

ブライアントの相棒刑事役のデヴィッド・ハーバー
この感想日記でも「誘拐の掟」「イコライザー」「ブラック・スキャンダル」など何度か取り上げてますが、
この人が出ると…
「こいつは悪役か裏切る役だな」と思ってしまう・
今回の映画は、味方側に敵との内通者がいて「それは誰だ?」な展開もありますが、
私は、この人が出てる時点ですぐ分かった方(笑)
イメージどおりに映画では、いつもそんな役ばかりしてる印象があります。

ヴィンセントと対決する悪役ノヴァクにはスクート・マクネイリー
この人といえば、ギャレス・エドワース監督の怪獣映画「モンスターズ/地球外生命体」の主役である。
その作品ではごく普通の一般人だったが、今回は一変して凶悪なギャング役と全く印象が違うのも面白い。


大半がカジノが舞台で、限定された一夜の物語展開は実に面白かった。
限定された場所で一晩のアクションと言えば「ダイハード」1作目があったが、
こういうシチュエーション物は、あんまりハズレが無いと思う。
絡み合うキャラ同士の駆け引きに対決が最後まで目が離せない面白さ。
今年ここまで観た作品では特に好きな映画でもあります!
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