mixiユーザー(id:2230648)

2018年01月28日20:39

98 view

ようやくしょうかいのお話。

1月26日金曜日の夜、東京・渋谷の東急Bunkamuraオーチャードホールにて、「夜会工場Vol.2」を観てきた。

中島みゆきさんの「夜会」という公演。
1989年11月の初演から2004年1月の「Vol.13」までは、この東急Bunkamuraの芝居小屋「シアターコクーン」で行われていた。
だから、今回の「夜会工場」が、同じ東急Bunkamuraのオーチャードホールで行われるというので、「夜会」が里帰りしたような気分になったのだけど、もちろん、それは私の勝手な感傷に過ぎない。
------------------------------------------------------------------------
「夜会工場」の前回の公演は2013年。
あのときは、みゆきさんの「夜会」を製造する工場の内部をトラムに乗って見学するツアー、という設定だった。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1917460377&owner_id=2230648 「でばってきたお話。」)
それに対して、今回の「夜会工場」は、全19回にわたる「夜会」の要約=ダイジェスト版、という感じだろうか。

もちろん、今回の「夜会工場」を観ても「夜会」の全てが分かるわけではない。
「夜会工場」は、夜会の総集編ではないのだから。
でも、特に「夜会」の初期の懐かしいナンバーを聴くことができたのは、嬉しかった。
「Maybe」とか、「EAST ASIA」とか。
自分がたしかに、「夜会」の舞台を、1989年の第1回公演から見続けてきたということを、再確認した。
あの頃の私は、まだ、学生だった。
------------------------------------------------------------------------
「夜会」は、ストーリー仕立ての舞台(初期の頃を除く)。
率直に言って、そのストーリーは必ずしも分かりやすいものばかりではない。
そして、中島みゆきさんは、自作についての解説というのをあまりしない。
また、私自身も、そういった自作解説のようなものにはなるべく接しないようにしている。

だから、私の場合、結果として「夜会」の各ストーリーを上手く把握できないままで終わってしまうことも、あった。
その、理解不十分な部分について復習の機会を与えてくれたという点でも、今回の「夜会工場」はありがたい公演だった。
------------------------------------------------------------------------
少し残念だったのは。
私は中島みゆきさんの歌を聴くためにこの日のこの会場にいたのだけど、みゆきさんではない出演者の声でのみ歌われたうたがいくつもあったこと。
(「Maybe」も、みゆきさんではなく、中村中さんの歌声だった。)
いや、他の出演者による歌が上手くなかったということではない。
単に、私が、みゆきさんの歌声を聴きたかったということなので。
------------------------------------------------------------------------
ともあれ、良い舞台だったと思う。
今後の「夜会」にも、もう少し、期待してみようか。
いっそ、初期の頃の「夜会」、例えば「邯鄲」とか「問う女」とかを、再演してもらえないかなぁ。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年01月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031