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2018年01月26日09:40

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部下かばい…背中に噴石 亡くなった陸自隊員の伊沢隆行さん 知人ら「情熱に溢れた人」「自衛官として立派」

 下記は、2018.1.25 付の産経ニュース【草津白根山噴火】です。

                       記

 噴火で亡くなった陸上自衛隊第12旅団第12ヘリコプター隊の伊沢隆行さんは、部下の隊員をかばって上に覆いかぶさった際に噴石の直撃を受けていたことが25日、関係者への取材で分かった。防衛省が伊沢さんの氏名を公表した25日、関係者からは改めてその死を悼む声が上がった。

 陸自によると、伊沢さんは23日午前、スキーの上級者グループの一員として、重軽傷を負った他の隊員7人とともに草津国際スキー場で行われた訓練に参加。山頂付近から滑り始めて数分後に噴火が発生し、コース脇の雑木林に避難したが、そこにも噴石が降り続いたという。伊沢さんは噴石から部下の隊員をかばおうと上に覆いかぶさったところ、背中に噴石が直撃した。その後、軽傷の2人が全員の意識があることを確認し、麓にいた隊員に報告。伊沢さんは搬送中に心肺停止状態になり、病院で死亡が確認された。

 「どうか嘘であってくれと願ったが…。自衛官として職務を全うした彼は立派だと思う。素晴らしい方だった」。こう語るのは、平成25年7月から約5カ月間、仙台市で伊沢さんに整体を教えた今昭宏さん(61)。「青森から車で通学していて、非常に勉強熱心で真面目な生徒だった」と振り返る。

 友人らによると、伊沢さんは専門学校卒業後、陸自に入隊、20年以上勤めたが、約5年前にいったん退官して整体を学び、3年前には青森県三沢市で整体院を開いていたという。自衛隊に再入隊したのは昨年のことだった。

 整体の勉強を通じて伊沢さんと知り合ったという群馬県安中市の整体師、河村哲也さん(36)は「いつもニコニコしていて、笑顔の絶えない人。場の雰囲気を和ませてくれる存在だった」と評する。

 人生の目標を問われると、「世界中の人を笑顔にすること」と語り、目を輝かせていた伊沢さん。河村さんは「何事にも熱心で、情熱にあふれていた。尊敬していたのに、こんなことになって今はただ驚いている」と肩を落とした。

 友人らによると、伊沢さんは近く自衛隊を離れる予定だったとみられる。本人のインスタグラムには、訓練の直前、「自衛官生活も残り少ないので日々が愛おしいです。からだをリセットして来週からの訓練に臨みたいと思います」と書き込まれていた。

 伊沢さんが所属する陸自12ヘリ隊の隊長、桑畑英紀1等陸佐は「訓練中の事故により、かけがえのない隊員を失ったことは痛恨の極み」とコメントした。(飯嶋彩希、上田直輝)

 http://www.sankei.com/affairs/news/180125/afr1801250053-n1.html
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