市場の話の続き。
ダヴィッドの店に行くと、必ず、ただでパセリをくれる。レジの横に山積みになっているのを、「縮れたのがいい?イタリアンがいい?」と聞いて、ポワローねぎやレタスと一緒にくるくるっと包んでくれる。それがいつも大きくて、とても元気のいいパセリなのだ。
私がいつも「イタリアン」と言うので、マベラは覚えていて、いつもたっぷり一掴み入れてくれる。野菜を少ししか買わないときでもそうだ。「ほーら、きれいなブーケだ、マベラ。」と言われてしまう。
中近東の料理でタブレというサラダがある。たしか、ギリシャ料理でもレバノン料理でも出てくると思う。フランスのスーパーでお惣菜として買うと、クスクスのなかにパセリとトマトが混じっている炭水化物系のサラダだけど、レバノン料理屋に行くと、パセリとトマトのサラダだ。パセリのみじん切りとトマトの小さな角切りが同じくらい入っていて、クスクスはそこから出る水分を吸う程度。野菜中心のサラダだ。
夏は、マベラの無料パセリは、このタブレサラダになることも多い。
子どもがよく食べてくれるのは、火を通したパセリ。バターで炒めてしょうゆをたらしたパセリのみじん切りは、お肉や魚のソースにすると、かなり大量のパセリを食べられる。
そのほか、私がよくやるのは、バジルペーストのバジルの代わりに、パセリたっぷりの緑のパスタソース。とろ火で火を通したにんにくとオリーブオイルと大量のみじん切りパセリを、パスタに和えるだけなのだけど、ほぼ野菜代わりだ。
たくさんありすぎて使い切れないときは(ほとんどないけど)、フードプロセッサーにかけて叩きつぶしたにんにくと一緒にオリーブオイルに混ぜて保存したりする。時間がたつと青臭さが減るので、ほとんど火を通さなくても、そのままソースとして使っても子どもも食べられる。
パセリってビタミンが豊富らしいから、たくさん採れるといいなと思う。
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