会津若松に着いてから、町歩き。
会津鉄道で町の中心部に近い七日町に向かいます。
カフェ併設の七日町駅。
駅を降りると、町屋が建ち並ぶ趣深い街並みが広がります。
お目当ては、老舗の和菓子屋の長門屋さん。
ここの売りはくるみ菓子。
今の当主さん、金沢に和菓子修行に行った時に、会津のくるみを
はじめとした地元の素材の良さに気づかされ、会津若松に帰ってきた時に
和菓子作りに一層熱を入れたことで知られています。
これが、看板のくるみ菓子の香木実。
会津名物の鬼くるみをつめこんだ煎餅です。
会津では、雪の農閑期、農家の副業で鬼くるみの実の
採集や、皮むきが江戸時代から行われていたそうです。
日本で鬼くるみを剥ける技術があるのは今は会津だけとの
こと。
今も職人さんが手作りで作るために、販売は限られて、
僕が行った時は売り切れ。
もう1つの看板菓子、羊羹ファンタジア。
羊羹を切ると、場所毎に違う絵が楽しめる祝い
用のお菓子です。
元のイラストは浪江町出身の若手女流画家さんがデザイン。
店においていた紹介記事によれば、この画家さん、福島県を
元気づけるためにも、皆が楽しめる、明るい幸せそうな絵を
お菓子にしたかったとのことです。
応援して、買いたくなりますね。
親切にわかりやすく説明してくれただけでなく、熱いお茶まで
振る舞ってくれた長門屋さんの店員さん、本当にありがとう
ございました。
http://www.nagatoya.net/home
長門屋さんの公式サイト。
七日町から雪の町を歩いて鶴ヶ城へ。
お城は閉まっていました。
目前には、冬の澄んだ冷気の向こうに、ライトアップされた
鶴ヶ城で、寒さ忘れて見いりました。
お城から会津若松駅に戻り、郷土料理で夕食。
地酒「国権」に馬刺など会津の郷土料理3点セット。
馬肉鍋。ポトフに似て、あっさりして食べやすかったです。
盛りだくさんの冬のごほうびを堪能した、会津若松歩きでした。
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