昨日、生徒から聞いた話です。
「お前、予備校サボってるな」とLINEがあったそうです。
聞くと、親しい友人と一緒に、相手の位置がわかるというソフトを共有しているそうです。
恋人同士が入ることを前提に作られているそうです。
もちろん、彼とその友人は、一種のギャグとしてそのソフトを使っているのですが…
スマホは持っていますが、ソフトには全く疎いもので、驚きましたね。
恋人同士が使ったら、恋人のあり方が悪い意味で変わるでしょう。
不倫など悪いことをしないとしても、人間である限り、全く自由な時間、他の誰とも無関係な時間が、是非、必要だからです。
というのも、
恋人や奥さんが出来て、ダメになった人を数人知っているからです。
今までの人間関係とまったく疎遠になったという人すらいます。奥さんが口出しをする、その言うことを聞いてしまう…というわけです。一人は、研究者、一人はライター。もう一人は、画家。
もちろん、研究や物書きの前提となる、とんでもない無駄は、素人にはわかるはずがありません。
一見、遊んでいるようにみえながら、大きな活力を与えてくれる機会を潰すのですから、それは、潰れます。
まあ、彼らは奥さんの言うことを聞いたという時点で、いけません。いわば、自業自得。
しかし、そういうことを、助長するソフトが出来たとしたら、話は別です。
殺人が起きるから、銃を規制する。
これは、誰しも理解可能です。
しかし、このソフトのような、弊害が見えにくいものは、難しいですね。
盗聴器ですら、規制されていないのですから、規制されることなく、人間関係を変えていくと思います。
よく、テレビ以前と以降とを区別して、「テレビをみる世代はダメだ」という人がいます。
道具の出現によって、行動が知らず刷らずのうちに変えられる…
恐ろしいことです。
このニュースも、たとえ、相手が自分の子どもであっても、親が管理するというのは、釈然としません。最初から与えないなら、分かりますが。
■子どものiPhone、親が遠隔管理 KDDI
(朝日新聞デジタル - 01月09日 20:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4936293
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