■仕事始め
今週は正月休み後の仕事始め。
とはいっても、日本以外は
1/2から普通に業務していまして、
現在、APAC案件目白押しなので、
容量不足で返信できない量の
もろもろが溜まっています。
ということで、
日本の企業一般的にありそうな
「初日は社員で初もうでで終わり」
みたいなことでは全くありませんでした。
そして、さっそく、
金曜日にはヘロヘロでした･･･。
■今シーズン11日目
土曜日は恒例の日帰り長和町出張。
ブランシュたかやまの頂上付近は
マイナス11度を下回り、
雪質も非常に最高でした。
正月の「野辺山合宿」で
課題が明らかになったので、
背中に日差しをうける斜面で
自分の影で確認しながら、
色々と直していきます。
スポーツで大事なのはイメトレですから、
雪上のブーツ、ストック付きの
状態まではイメージがだいぶクリア
なのですが、いざ、斜面を滑ると、
色々と問題山積です。
8時過ぎから滑り始め、
つい、熱中してしまって、
14時まで滑ってしまいましたが、
後半の2時間ほどは、もう、足も
パンパンでまともではないので、
「また次回」
という残念な感じでした。
■日本のスキーという文化
白樺湖近辺のスキー場は
中央道からの利便性も良く、
そこそこ数があるのですが、
相当な危機感を感じます。
既に色々と噂のあるマックアースが
数年前に買収した隣のエコーバレーは、
早くも無責任に第三者に譲渡され、
今年は細々と営業を継続。
こんなに便利が良く、
好天率8割の環境にもかかわらず、
車中から見える多くの白樺湖近辺の
スキー場は混雑している感はありません。
そして、SAJの広報誌ともいわれた
「スキージャーナル」
は昨年の12月で休刊、つまり、
廃刊となる見込みです。
昨年、テニスではアートスポーツが
潰れましたが、インパクトが段違い。
もう、1級とかの「作られた世界」が
ただの紙になることを暗示しています。
これは山岳自治体が持つ
公営スキー場のあり方に
重要な示唆を示しています。
テニスは公営コートが広がり、
私営テニスクラブの多くが廃業しました。
しかし、それは民業圧迫、というのではなく、
贅沢品や高級路線から脱却した
「公共サービス化・インフラ化」
が期待されているものといえます。
実際、高齢者の増加に伴い、
テニス人口は底どまりから拡大に
転じていますが、
テニスプレーヤーの多くは
「たくさんモノを買う」
というものではなく、朝の散歩のような
「生活の一部」
として利用されているものであり、
その環境づくりが、
市民の要望の拡大と
医療費削減の観点でも
自治体の政策課題となってきています。
一方、愛用するブランシュたかやまは
長和町運営のスキー場ですが、
東京の区営コートと同じように
「日本のスキー文化」
が定着している感がします。
・小学生からのパラレル
・競技（レーシング）向け
・シニア向けスキー
道具も新品の人が多く、
当たり前のようにヘルメット装着や
リフトの乗り合わせがあります。※
（※知らない人同士でも普通に同じ
リフトに乗る）
そして、多くは日帰り･･･。
リフト乗り場のオジサンも
非常に親切でなじみやすく、
「町営として運営している」
という雰囲気に溢れています。
レジャーや金持ちの贅沢な遊びでなく、
誰でも、いつでも、習慣として
楽しめる機会に転じています。
山岳自治体とスキー場の関係。
決して簡単な問題ではありません。
特に「お金」は大問題です。
利用者をどのように確保するか。
ブランシュたかやまの取り組みは、
SAJなどの、ともすると偏った考えや
隣のスキー場で失敗したマックアースに
頼ることではなく、
「丁寧な整備と独自のスキー文化を
発信してみんなが来てもらえるようにする」
という意味は全く賛同です。
引き続き、応援したいものです。
■スキーというスポーツ
スキーというのは意外と複雑で、
・横のひねり（骨盤近辺の筋肉）
・縦の動き（膝）
・重心（常に動く斜面と板で重心を保つ）
という動き。
さらに、相手をしなくてはいけないのは
自然の斜面なのですが、これも厄介。
前後の斜度に加え、大抵の斜面は
右か左に傾いているので、イメトレと
同じ動きができにくくなります。
もちろん、雪質も時間や天候によって
全然違ってきます。
また、加齢と共に反射神経が落ち、
臨機応変の対応が鈍くなります。
そして、最大の悩みが
・左右対称の動き
・左右非対称の体でやる
ということ。
単なる落下するだけのスポーツなのに、
もう、面倒くさいそのもの。
そして、必要な滑り方も、
・ロングターン（カービング）
・ショートターン（ずらし）
・こぶ
と大別されていますが、
「カービングの要素を入れた
ずらしをやらなくてはいけない」
とか、
「外足中心」とか「内足どうすんの」
とか･･･。
テニスの数倍、考える量がある気がします。
テニスでいうと、例えば、
自分の動きとしての積極的な部分として、
サーブもフラット、スピン、スライスを
打ち分けがあるとすれば、
相手ありきのスポーツなので、相手の動きで
自分のプレーを選択する受動的な要素も
あるわけです。
その状態にさらに、
「コートが全部イレギュラーする前提だったら」
という状態にあるといえば、わかりやすいかも
知れません。
もう面倒そのものです。
何かをやると、何かを忘れる。
例えば、足を意識すると、
ストックや手が全くおろそか。
しかし、遅ればせながら、
少しずつ進歩しているのはわかるので、
できることや、見るポイントも広がっています。
そして、何より、
「得られる爽快さ」
がどんどん広がっているのです。
スキーというのは、
五感すべてを使う唯一のスポーツですから、
「一生ものだ」
と主張する人の気持ちはよくわかります。
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（帰り途中の原村たてしな自由農園で購入）
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