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2017年12月31日23:16

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12/27明け方の国際宇宙ステーション

 今年も残すところ1時間を切りました。今回が今年最後の日記更新になります。

 12月19日から日本人の金井宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在に入りました。それから約1週間後の27日明け方、東日本の上空をこの国際宇宙ステーションが通過するタイミングが訪れました。東京都内からの最大仰角は約80度、最大光度が-3.9等と金星に迫る明るさの予報でした。

東京天空樹星景〜天を横切る国際宇宙ステーション
フォト

2017年12月27日06時11分から3分間、 1/2秒露光× 148(比較明合成)、EF-S 10-18mmF4.5-5.6IS STM(11mm,F4.5) 、キヤノンEOS Kiss X50(ISO1600, JPEG)、固定撮影、東京都墨田区押上にて
※1220万画素のうち、1010万画素相当の範囲をトリミング。

 地元から東京スカイツリーまで行って撮影できる条件だったので、予報時刻の20分ほど前に現地入り。東京スカイツリーの南側の至近、横十間川を挟んで天望デッキを見上げる位置に陣取り、試写をして露出を確認しながら国際宇宙ステーションがやって来るのを待ちました。
 やがて、予報時刻通りに南西の空から明るい光点がゆっくりと移動しながら天望デッキに近づいていきました。明るさもほぼ予報通り、衝の頃の木星よりはるかに明るく、金星に迫る輝きを放ちながら天望デッキの向こうに隠れました。しばらくすると、天望デッキ右下から出現。やや増光した後、緩やかに減光をしながら北東の空へ去っていきました。

 写真は、短時間露光で連写したものを比較明合成して仕上げました。見上げるような高さを金星レベルの明るさで通過したので、静止画ではとても明るい軌跡が残りました。軌跡が途切れて破線状になっているのは、連写の際にコマ間に 0.3秒程度のインターバルがあるためです。
 同時に天望デッキの背後を通過した30秒間程度、スマホのカメラで動画撮影を行いましたが、こちらにも明るい光点が刻々と動いていく様子がはっきりと記録されました。

 肉眼でも写真でも動画でも楽しめ、地球上空を周回する国際宇宙ステーションの速さを実感できた素晴らしい可視パスでした。

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