2018年の初日の出

　明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

　元日の未明、今冬に企図している都市星景のロケハンと試写のため、終夜運転の電車を使って新木場へ。当初はそこから日暮里に移動して東京スカイツリー越しに初日の出を見るつもりでいたのですが、新木場で粘り過ぎたために微妙に間に合わないことが発覚。予定を変更して国際展示場駅に移動。有明の海沿いに徒歩で出ることにしました。

2018年（平成30年）の初日の出


2018年１月１日06時56分、1/250秒露光、EF-S55-250mmF4-5.6IS STM、キヤノンEOS Kiss X50、東京都江東区有明にて
※1220万画素のうち、1010万画素相当の範囲をトリミング。

　初日の出は、その独特な形状から恐竜橋とも呼ばれている東京ゲートブリッジの向こうから昇ってきました。付近には100人以上の人が来ていて、初日の輝きが見え始めた瞬間、一斉に歓声が上がりました。低空は若干霞んでいたものの雲一つない快晴の空。太陽が出切らないうちからかなり眩しかったので、光学ファインダーは使わずにライブビューの画面上で見ながら撮影しました。
　初日の出が東京ゲートブリッジの橋桁の背後からだったので、ライブビューの画面では橋を渡る自動車が太陽面をシルエットになって動いていくのが見えました。超低空なので、大気の屈折の影響で太陽の輪郭が波打ちつつ上下方向に少しつぶれた感じに写っています。

　今年は１月末に好条件の皆既月食、７〜８月には火星大接近、12月にはふたご座流星群と肉眼光度の予報が出ている46Pウィルタネン彗星の接近など、楽しみな天文現象が各季節にあります。それぞれの現象が間近に迫る頃に、観望や撮影のコツなど情報を発信していきたいと考えています。