40歳を迎えて、四十路の試運転もそろそろ終わるころでございます。
すこしショックなことがございました。
私のお客様であり、親の仕事の繋がりから、子供のころから遊んでもらっておりました社長様がおられます。
私は運動部を転々としてきたわりに、肝は小さくて、なにごとにおいても腰の引けたところがございます。
(外から見たら、どう映っているか……聞くのも怖いものですが(笑))
一方、この社長様は品位・品格をお持ちのわりに、気持ちはイケイケでして、空手で全国大会に行かれるような方でございます。
もちろんメンタル面でもしっかり締めるところは締めていける方でした。
そして、同い年であるため、話も合う部分がございました。
しかし、この社長様が、度重なるストレスがよくなかったらしく、すこし体調を崩されたとのことでした。
私にとって、この社長様に限って、ストレスはもちろん抱えられているのは重々承知のうえですが、まさかそれで体調を崩されるようなことはないと思っていました。
しかし、そのようなことになられたということが、私にとってはショックなのでした。
もう、ずいぶんと回復なさっているところ、逆に私の心配をしてくださいまして、根詰めるのはよいですが、息抜き気抜きを上手にするように言っていただけたのです。
そこで、私も思ったのです。
あの社長様が体調をくずされるようなことがあるということは、私なんか、すぐ壊れるでしょうて。
私も、昨年、組合の活動から足を洗いまして、今年からは仕事に専念しようと張り切っているところでございます。
しかし、気持ちがはやる一方で、その気持ちが私の心や頭を押さえつけてるのではないかと、
はっと気づいたのでしょう。
そう、もう41歳なのです。
20代のころより、知識も技術も世間との付き合い方も上達しました。
だからというわけではないですが、20代のころと同じように働くことなど、もうできないはずです。
これからは弱い自分を受け入れつつ、弱い自分が、最低限、仕事と責任に手を抜かないように毎日のメンテナンスを施す必要がありますね。
いい仕事をするためには、息を抜いてもいい、気を抜いてもいい。
ただ、手を抜かなければいい。
そんな大切なことを学ばせていただいた一日でございました。
ログインしてコメントを確認・投稿する