いろいろ面白い講義は多かったけど、意外に面白かったのが欧州経済論でした。
先生が昔気質の読み上げてきちんとノートをとらせる講義の仕方で、最終時限ということもあり脱落者が続出、最終的に8人くらいしか残っていませんでした。
最後までついてきた学生たちに先生は優しく、「よくついてきてくれました」と最後に学生に笑顔で感謝の気持ちを述べたのが印象的でした。
当時はヨーロッパが通貨統合へと向かっている時で、ECU(エキュ、欧州通貨単位)の時代でした。
アメリカとは違うヨーロッパ特有の経済政策、その他多様性あふれる西欧をどのように統合しようとしているのか、ヨーロッパのバイタリティを感じました。
冷戦末期でソビエトは崩壊しかかっていました。
経済学も何が真理なのかわかりづらくなっていました。
そういった中で昔ながらの具体例を積み重ねる淡々とした講義、「ついてこれない人間は次から来なくてけっこう」という先生の雰囲気、「よーしやってやろうじゃねえか!」と思い頑張りました。
当時は大東亜帝国もひじょうにレベルが高く、地方の国立大学よりはるかにできると言われた時代です。
今なら途中で出席者ゼロになっていたかもしれません。
そういう講義でした。
■大学生に聞きました「今、特に面白い授業はなんですか?」
(TOKYO FM + - 12月12日 19:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=257&from=diary&id=4900789
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