�競茱魯優后Ε屮蕁璽爛�(1833〜1897)作曲
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Ｏｐ．77
指揮：守山 俊吾
ヴァイオリン：吉本 梨乃(2003〜)
管弦楽：千里フィルハーモニア・大阪
事実上の前プロ。
ロビーコンサートの話を書いたが出演者は各パートの主席であった。
つまり第１ヴァイオリンはコンサートミストレス。
ソリストの吉本さんの演奏は聴いた事がある。一年半前に行われた神戸フィルハーモニック
第72回定期演奏会で朝比奈千足さんが指揮し、メンコンをやった。朝比奈さんやコンマスの
栄嶋 道広さんをも熱くさせる演奏であった。当時、神戸市立向洋中学の２年生であったが、
私は、とても中２の演奏とは思えなかった。
本曲は1878年に作曲された。ペルチャッハで書かれたのだが同地で毎年ブラームス国際
ヴァイオリンコンクールが催されており、吉本さんは昨年今年の最年少セミファイナリストであり、
審査員特別賞とワディム・レーピン賞を受賞した。思いがけず、おハコの、しかも、これで
ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスの三大ヴァイオリン協奏曲を聴いた事になる。
私は、これで３日続けてブラームスを聴く事となったが、受けた印象としては一昨日に聴いた
交響曲第２番ニ長調Ｏｐ．73よりも明るいかな、と思った。以前、ニ長調はヴァイオリンが
最も鳴る調ではないか、と考えていると書いたが、本曲もニ長調である。
初めて生演奏を聴くがＴＶでは聴いている。ブラームスを語る上でヨアヒムは欠かせないが、
本曲もヨアヒムの助言や協力で完成している。ちなみにブラームスはカデンツァを書いていない。
今回はヨアヒムのカデンツァが演奏された。
終楽章はAllegro giocoso,ma non troppo vivaceとある。舞曲調。乗っていると最後はPoco piu
prestoでテンポが上がり一気呵成に演奏終了。真っ先に守山さんが「ブラボー」
現在は居住地を音楽の都ウィーンに移し、これから益々、世界的な活躍が期待される。
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