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2017年11月27日08:02

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IT イット “それ”が見えたら、終わり。(It)


 

 スティーブン・キングの代表作の1つで、1990年にはテレビドラマ化された「IT」を、「MAMA」で注目を集めた新鋭アンドレス・ムシェッティのメガホンにより映画化。静かな田舎町で児童失踪事件が相次いで起きていた。内気な少年ビルの弟が、ある大雨の日に外出し、おびただしい血痕を残して姿を消した。自分を責め、悲しみにくれるビルの前に現れた「それ」を目撃して以来、ビルは「それ」の恐怖にとり憑かれてしまう。不良少年たちからイジメの標的にされている子どもたちも、自分の部屋、学校、町の中など何かに恐怖を感じるたびに「それ」に遭遇していた。「それ」の秘密を共有することとなったビルと仲間たちは、勇気を振り絞り、「それ」と立ち向かうことを決意するが……。(映画.comより)







 ホラー映画は普段あまり見ません。しかし、この映画はあまりに評判がいいので興味を持ちました。加えて、結構公開範囲が広かったのです。要するに田舎でもやってた、ということです。それで、行ってきました。

どうなんでしょう。私がホラー映画の見方を知らないだけかもしれませんが、きわめて普通のホラー映画だという印象でした。なにがどう違ってこんなに評判がいいのでしょう。私にはわかりません。映画の始まりは予告通り。兄に紙の船を作ってもらった弟が、それを流しに外へ出る、そして・・・という感じです。しかし、ここで疑問が湧きます。こんな大雨の日に、いくら紙船を流したいからって、こんな小さな男の子一人で(カッパまで着て)外出させるでしょうか。危ない。で、予告編通り、ピエロのお化け(?)に連れ去られます。

次のシーン。責任を感じたお兄ちゃんは、1年経ってもまだ弟を捜して求めています。もうすぐ夏休み。おとなしいからか、病弱だからか、いじめられっ子のお兄ちゃんは、似たような仲間とつるんで「ルーザーズ・クラブ」と称したグループを形成しています。こんな田舎でも、陰湿なイジメは存在します。太っちょの男の子(賢いのに)、黒人の男の子、父親に性的虐待を受けている女の子(かわいいのに)・・・いろんないじめられっ子がやがて一つにまとまります。もっとも、いじめている上級生だって訳ありだったりするのですが。で、なぜかみんなが「it」を目撃していたり、みんなに見えることが大人に見えなかったり。この町では27年周期で子供たちがいなくなる事件が起きていることがわかったり。

まぁ、根本は”いじめられっ子を自認する子供たちが、一致団結して現状を打破し、自信をつけて行く”ってことに尽きるのではないか、とも思うのですが、しかし幻覚ではなく、現実に27年周期で子供消失事件は起きているようですし、じゃなんで大人たちは気にしてないのか、とも思いますし、そもそも「27」という数字は何を意味するのか、とも思います。あるいは大人には見えない描写になっている部分でも、実は見えているのにそんなふりをしているのかもしれないと思ったり。個人的にはよくわからない感じの映画でした。

まぁ続編があるようなので、そこで徐々に真実が明らかにされてゆくのかもしれません。ちょっと「スタンド・バイ・ミー」みたいでありながら、そうでもない、って感じかな(笑)。「シンプルシモン」で障害児を演じたスカルスガルド・弟が今回はイケメンを封印してのピエロ役。これだけ厚塗りをしてわからんようになるのなら、若いイケメンを使う意味があったのか、と思ってみたり(笑)。

ともかく、次回作に期待ですね。

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