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2017年11月26日20:45

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二つの涙と万歳三唱で幕を閉じた、今年の大相撲。

■白鵬「日馬富士と貴ノ岩、再び土俵に上げたい」 千秋楽
(朝日新聞デジタル - 11月26日 18:55)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4876477
大相撲十一月場所千秋楽、昨日遠藤を下して40回目の優勝を決めた横綱白鵬は今場所唯一の横綱大関戦となった結びの一番で大関豪栄道を上手投げに退け、今場所の成績を14勝1敗で終えました。表彰式で行われた優勝力士インタビューでは、冒頭、聞き手の戸部真輔アナウンサーの問いかけに対して「その前に、この場を借りて。場所中に水を差すようなことになり、全国の相撲ファンに、力士を代表しておわびしたい。私は15歳で来日し、62kgの少年がここまで来るとは誰も思っていなかったと思います。そして、相撲の神様、この国の魂に認められたから、この大台、40回があるんじゃないかと思います。この土俵の横で誓います。場所後に真実を話し、うみを出し切って、日馬富士関と貴ノ岩関を再びこの土俵に上げてあげたいと思います」と、八角理事長同様に「力士会会長として」観客やテレビ桟敷の視聴者やラジオリスナーに対して謝罪の挨拶を一言。続けて、休場明けだった今場所の15日間について「ふう……。本当に、心と体が疲れました。一番一番やりぬきました」と振り返り、終盤の北勝富士と隠岐の海の八角部屋の二人の追い上げについては「途中から八角部屋の力士にやられるんじゃないかと思いましたけど、本当によくがんばったんじゃないかなと思います」と健闘を称えるコメントを。
さらに、三月、九月の二場所の休場がありながら年間最多勝となったこの一年については「怪我もあり、今年は色々なことをやりました。断食に励んだりヨガをやったり、本当に自分を追い込んで。稽古はうそをつかないな、と改めて思った一年です」と語り、続けて「父が1964年の東京五輪に来ていますから、東京五輪までがんばれ、という思いです」と、かねてから語っていた自身の将来に話題が及びました。
さらに次の目標については「ぱっと頭に浮かんでいるのは、幕内1,000勝。目標にがんばっていきたい」と、あと30に迫った自身の通算勝利記録の更新と語り、最後に「年6回の最後の場所で、この後は後援会のみなさんと万歳するが、会場の皆さんと万歳をしたいと思います。一年間、本当にありがとうございました。来年も大相撲をよろしくお願いします。万歳! 万歳! 万歳!」と、異例の万歳三唱で締めるインタビューとなりました。いかにも、この大横綱らしい演出たっぷりなインタビューでしたが、テレビ解説の北の富士(第52代横綱)曰く、「白鵬らしいがやり過ぎだ」とのことで、横綱日馬富士の暴行スキャンダルの影響を最後まで引き摺ってしまった15日間を象徴するインタビューとなった印象がありますね。
さらに、白鵬のインタビューでは暴行事件の当事者だった日馬富士と貴ノ岩について「再びこの土俵に上げてあげたい」と語りましたが、貴ノ岩に(結果的に)今場所の全休を余儀なくされる怪我を負わせた日馬富士であり、まだ協会から再起を絶たれる内容の処分が科されることもまだ考えられる域にあるかもしれません。
千秋楽と言えば、十両の取組の合間に恒例の理事長挨拶がありますが、今日の理事長挨拶で八角理事長(第61代横綱北勝海)はその冒頭日馬富士の暴行スキャンダルについて「横綱日馬富士の問題により、みなさまには多大なるご心配、ご迷惑をおかけしたことをおわびいたします。一日も早い解決をいたしますよう、努力してまいります。」と触れましたが、事前にまとめた原稿を読み上げるいつもの挨拶ながら観客からの掛け声に途中で何度か途切れ途切れとなり、声をつまらせる場面がありましたね。被害者となった貴ノ岩及び師匠である貴乃花親方(第65代横綱)からの聞き取りが「警察の聴取を優先」と言う理由から未だに協会の聴取を拒否し続けていることで協会の内部調査が一向に進む目処が経たない中、八角理事長としてもその現実への苛立ちを持たざるを得ない“悔しさ”があったのかもしれませんね。
さて、今場所の三賞ですが、殊勲賞には二横綱一大関を下した貴景勝、敢闘賞は隠岐の海と今日勝つこと(=勝ち越し)を条件に安美錦、技能賞には北勝富士と発表されましたが、安美錦は千代翔馬を右かちの上手出し投げに仕留め、昭和以降最年長の39歳での帰り入幕のこの場所を最後の最後で勝ち越しを決めて終えました。新入幕だった平成12年七月場所以来二度目と言う敢闘賞の受賞インタビューでは冒頭から声を震わせ涙ながらに「毎日毎日、やるしかないと思って頑張りました。幕内で通用するか、しないかという不安もいっぱいあったし、家族も一緒に戦っている。いつもと変わらず接してくれて、気を使わせて…。今日はみんなで喜びたいですね」と語り、殊勲インタビューで見せる饒舌ながら冷静沈着な語り口とは違う、この人らしからぬ「涙、涙」で、アキレス腱断裂で十両に下がって復活を賭けて闘いを続けてきたこの39歳の実力者の今後に、期待したくなる敢闘賞となりました。
その他。優勝決定戦となった三段目の優勝は東五十三枚目の友風(尾車部屋、日本体育大学出身)が西七十九枚目の露草を突き押しからの押し出しに仕留めての優勝を決めました。
いずれにしても、この十一月場所は初日からここまでがいつもよりもずいぶん長く感じられた15日間となったと感じます。貴乃花親方の動向が何とも読めない感じはありますが、私も、早期の解決を期待したいと思います。
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