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2017年11月23日20:18

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「35日間、不法監禁し自白強要」 神戸の在日男性の再審無罪が確定 韓国、スパイ事件を捏造

 下記は、2017.11.23 付の産経ニュースの記事です。

                       記

 韓国最高裁は23日、1981年に「北朝鮮スパイ」として韓国軍に連行され、国家保安法違反罪などで無期懲役刑が確定し96年まで服役した神戸市の在日韓国人、金泰洪(キム・テホン)さん(60)の再審で、ソウル高裁の無罪判決を支持して検察の上告を棄却、金さんの無罪が確定した。

 最高裁は、嫌疑全体がでっち上げられたとした6月の高裁判決を追認。軍の防諜部隊、保安司令部(現・機務司令部)が金さんを35日間にわたり令状なしに不法監禁しながら拷問で自白を強要したとされる。

 金さんは判決後、「これからはこのような悲しい事件があってはならず、そのためにも意義ある判決だと思う」と話した。

 法廷では同様の「スパイ捏造事件」の被害者で既に無罪が確定した友人や、金さんの服役中から日本で釈放要求運動を続けた支援者らが傍聴し、花束で金さんの無罪を祝福した。

 金さんは再審で「4、5日間眠ることを許されず、木の棒でめった打ちにされて耐えきれなくなった」と、機密探知をしたとの虚偽自白に追い込まれた状況を陳述。再審で提出された保安司令部の捜査書類には「肉体的圧迫と精神的緊張を(金さんに)強いることにした」「供述しなければ苦痛を感じることになると伝えた」と記載されていた。

 「韓国が民主化されれば必ず無罪判決を勝ち取れると信じていた」という金さんは、取り調べや有罪を言い渡した裁判を服役中も忘れないよう心がけ、97年に日本へ戻った後、記録として原稿用紙約450枚分の手記を書いた。(共同)
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 http://www.sankei.com/west/news/171123/wst1711230035-n1.html
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