その辺に理不尽なものを感じる患者がいるうちは賛同できないし私が納得できるまでは提供する気もない。
この制度があるために深く悩み結果に苦しむ人がいるとしたらそれが一番不本意なわけで。
その人数のほうがどれだけ多いかということは簡単に想像がつく。
翻って自分が臓器提供を待つ場合誰かが臓器を提供できる状態になることを待つということでそれに何の疑問も感じずにいられるか。
また自分より後になった人達に対してあるいはその人達が手の施しようがなくなった時に自分が社会復帰していることに疑問を感じずにいられるか。
この制度への異議を込めて自分はカードへの意思表示もしない。
これは哲学的な問題であり哲学であることを理解すらしない人に提供する気はさらさらない。
■臓器提供4割前向き、意思表示は13%のみ 内閣府調査
(朝日新聞デジタル - 11月11日 17:19)
臓器移植法施行から20年に合わせて実施された内閣府の世論調査で、自らの臓器について、約4割が「提供したい」と前向きに考えているのに対し、実際に意思表示カードなどに可否を記入しているのは約13%にとどまることがわかった。
調査によると、脳死や心停止後に「臓器提供したい」と答えたのは19・7%、「どちらかといえば提供したい」は22・1%で、前向きな回答は計約42%に達した。
一方、臓器提供の可否を運転免許証の裏面や意思表示カードなどに記しているのは12・7%。記入していない理由については、「自分の意思が決まらない」などが25・4%、「臓器提供に抵抗感がある」が19・9%、「臓器提供に関心がない」も17%あった。
家族が書面による意思表示をしていた場合に「尊重する」としたのは約9割に上る一方、意思表示がなかった場合には「提供を承諾しない」が約5割いた。2010年の法改正で、書面での意思が不明でも家族の承諾で臓器提供できるようになっている。厚生労働省の担当者は「教育現場で臓器移植について考える機会を作るなど、啓発に力を入れていきたい」と話す。
調査は、全国の18歳以上の3千人を対象に今年8〜9月に実施し、1911人から回答があった。(黒田壮吉)
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