雇用は男女平等になったにも関わらず、結婚制度は主婦型結婚を強く引きずったねじれ構造になっているので、本当に平等にしたいのか、男尊女卑を維持したいのか、男尊女卑が制度的に残っているから意図的に女性側に下駄を履かせて贔屓するつもりなのか、常にブレる。
制度が矛盾をはらんでいてブレやすいので、そこに乗っかる個人も状況によってブレたり矛盾したりダブルスタンダードになりやすく、どちらの性別からしても、そんなつもりじゃなかったとか、話が違うとか、結婚したら人が変ったとかの揉め事になりやすい。
現状、結婚しなくても女性は取りあえず自分一人なら食っていけるようになったし、男性も妻に依存しなくても家事で決定的に困ることはなくなったので、面倒な負担や義務が増えるぐらいならしなくて結婚はイイかという方向になってきている。
そもそも結婚する人が大幅に減ってきているのだから、同姓でも別姓でもどうでもイイじゃないかという気はする。
しかしながらこの多様化の時代、歴史的に夫婦別姓の中国や韓国からどんどん労働者が流入してきている。コンビニやファーストフードの店員で中国人を見ない日はないと言って良い、都内は。
そうなると否応なしに日本の結婚制度も夫婦別姓アリにするしかなくなる。
元が同姓文化だったところに別姓を持ち込むと、別姓の方が便利だと喜ぶ人が居る一方で、子供の姓をどちらにするのかとか姓の違う側に遺産はやりたくないとか、様々な揉め事も増えると思われる。
多様化とは、メリットもデメリットも両方多様化するので、物事は乗数的に複雑化するだろう。
リスク回避傾向が強くコスパ重視の今どきの若者が、そんな面倒なことを乗り越えてまで、現代ではメリットが薄くなった「結婚」をするのかといったら、しない人の方が多数派になって行くのではないかと思える。特に都会では。
夫婦別姓度導入したら、普通に生涯未婚率40%ぐらい行くだろうと思う。
その一方で、一人で何度も結婚・離婚を繰り返す人が増えると思う。
別姓訴訟へサイボウズ社長力説
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4851474
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