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2017年11月09日23:04

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映画「マイティ・ソー バトルロイヤル」

昨日のレイトショー、MOVIX堺の2D字幕で鑑賞。
マーベルヒーローのソー・シリーズ3作目。

「マイティ・ソー バトルロイヤル」Thor: Ragnarok  

アスガルドから追放された父オーディンを捜しに地球に降り立ったソー。
そこで幽閉されたはずのソーの姉であり死の女神であるヘラと遭遇する。
ヘラによってある惑星へ飛ばされたソー。
その惑星の格闘大会に無理やりに出場されたソーは対戦相手のハルクと再会する。
しかし、その間にもアスガルドは、ヘラによって侵略される危機に。
ソーはハルクやロキやヴァルキリーらとチームを組み、惑星から脱出してアスガルドへ行く。


本作は、いつものIMAXで鑑賞しようと思ったが、
最近は3Dで鑑賞が見辛く思う事もあり、あえて2Dで鑑賞。
スクリーンも大きいので良かった。
やはり、2Dの方が映像に入り易いのだろうか?。

その映像に関したら、もうマイティ・ソー3作品の中では、
本作が派手派手でまさにエキサイトさせてくれた!

前2作と比べて違うのは、コミカル色が強い。
過去2作もコミカルな部分はあるにせよ、ほんの少し程度でシリアス路線。
しかし、今回はもう一見ハチャメチャな展開にどうかと思ったが、
意外と面白かった。

過去2作のどこか生真面目な作風に対して、
今回はとにかく、
殆どが地球以外のスペースオペラ、
悪役の存在感、、
ヒーロー物らしく熱く魅せる、
と何かこう開き直ったような面白さがある。

今回はハルクが出て来て共闘したり、
ロキがもう改心して仲間に?だったり、
新たなキャラも出て来たりで盛り沢山だが、
ちゃんとソーが主役で話を引っ張ってるのが良い。

この映画のポイントといえば、
レッド・ツェッペリンの移民の歌 Immigrant Song♪
この曲が冒頭と、ここぞのクライマックスで流れる!
このハードロックサウンドが、もうヒーローソングに聴こえて来る。
日本の特撮ヒーローでここぞのところで熱い歌がバックに流れるでしょ?
処刑用BGMとか言われますが、あの感じがこの映画にある。
まさかね、ツェッペリンの曲がヒーローソングとして燃えるとは!

特にクライマックスのラスボス戦。
ソーがパワーアップして登場した時のあの映像のカットにツェッペリンの曲、
あのシーンは鳥肌が立つほど燃えましたよ。
あのソーも、
ソー・アルティメット・ライジングフォーム!!
と名付けたくなるような(笑)
ハルクはデカイ狂犬と戦うし、新キャラのヴァルキリーはバッタバッタとゾンビ戦闘員を倒しまくる。
ここの大乱戦はもう見応えあり。

その前のおかしな格闘大会ばかりしてる惑星からの脱出劇も面白い。
と、2時間11分がもう盛りだくさんで楽しめました。
ソー3作品の中では、今回が冒険活劇度が高いです。

内容が「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」ぽい感じもする。
同じマーベルなんで、その面々も出て来てもおかしくないような。
ソーらがアベンジャーズでなく、リベンジャーズを結成するのも面白い(笑)
そういうところもガーディアンズぽく感じたのかも。

監督がタイカ・ワイティティ
前作が「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」で私は未見なんですが、
吸血鬼のコメディ映画との事。
今回の作風がちょっと違うのは。この監督によるものも大きいかもしれない。
監督自身も岩のエイリアン役で出演してます。


キャストも豪華です。

ソー役のクリス・ヘムズワース
「シヴィル・ウォー」には登場せずで何か久しぶりな感もある。
最近はリメイク版「ゴーストバスターズ」で、中心の女性4人を食うほどの目立ちっぷり。
あの意外なコメディアンぶりを発揮したのが、今回に生かされたのかもしれない。
途中で、スタン・リーの爺さん(出たがり原作者)に髪を切られて短髪になるソー。
ん…イメージが違うような?でも見慣れると違和感が無い。
しかし、これが前2作との変化を表すような象徴かもしれない。

ハルクことバナー博士役のマーク・ラファロ
今回はハルクの姿のままで普通によく話すのが意外と面白い。
でも何かと今回のバナー博士はネタキャラぽい。
スタークの服を借りて着るんだけど、シャツがデュランデュランのアルバムジャケットのシャツ(笑)
羽織ってるジャケットといい、いかにも80年代風な服装が面白かった。
それとクライマックスの宇宙船から颯爽と飛び降りて…は笑いました。
前から思うんだけど、マーク・ラファロでハルクが主役の映画は作れないものなのか?

ロキ役のトム・ヒドルストン
ソー1作目の敵役、アベンジャーズのメインの敵役、ソー2作目でソーと共闘して改心?
そして今回は、もう、
ネタキャラと化したのか?
アベンジャーズの時点でそんな一面も感じたが、もう本作はロキがいじられキャラにも感じた(笑)
以前は主人公ソーに対するライバル的なキャラ、ハカイダーやシャドームーン的なものを感じたが、今回のロキはどことなく鬼太郎に出て来る「ねずみ男」のようなキャラに感じてしまった(笑)

ヘラ役のケイト・ブランシェット
あの大物女優が、派手なメイクにコスチュームで悪役とはたまりません!
このキャラ、頭が変化した形といいデンジマンの敵へドリアン女王か!と思った。
日本だったら、曽我町子さんが演じそうな雰囲気もする。
ヘラにどことなく東映特撮ヒーローの悪役を感じてしまう。
その敵役ヘラですが、今回が面白かったのもブランシェットさんが悪役なのが大きかった。
そういえば去年に彼女の主演作「キャロル」の感想日記で「わりと男顔かも…」と顔のインパクトについて触れましたが、
これは今回のヘラ役に充分に生かされてる。
今回のブランシェットさんは顔が怖い。
それでいて、このラスボス感は凄い!
ケイト・ブランシェット自身が今やハリウッドではメリル・ストリープの次となる、
「ラスボス女優」感を激しく感じるのです!
また復活して出て来て欲しい。

ヴァルキリー役のテッサ・トンプソン
見た事ある顔だな?と思ったら、「クリード チャンプを継ぐ男」のヒロインだったとは!
クリードの恋人役は色気のある美人さんだったけど、
今回は頼もしくて強い男っぽい感じでまた雰囲気が違うのがよろしい。

他にも
アンソニー・ホプキンス、ご存知の名優です。毎年必ず拝見する。
イドリス・エルバ、「スター・トレック BEYOND」では敵ラスボスだったイドリスさん、来年公開の主演作「ダークタワー」が凄く楽しみです。
ジェフ・ゴールドブラム、おっ、ご存知ハエ男!今回は凄く変な役だった(笑)
カール・アーバン 現在のスタートレックでのマッコイ役でお馴染み。私的には主演作「ジャッジドレッド」が大好きでもあります。
浅野忠信、日本人としてマーベルに参戦の浅野さん、マイティ・ソーは3作とも出てましたが、しかし今回は残念ながら… 今年は先に拝見した「沈黙 サイレンス」が印象強かった。
ベネディクト・カンバーバッチ、今年前半に拝見した「ドクターストレンジ」は面白かった。まさにスペシャルゲストな感じで前半でちょっと出て来ます。


マイティ・ソー、3作目はライトな作風でアクション要素の高い痛快作だった!
ヒーロー物として熱い展開があったりと特にラストバトルは見もの。

そして来年の「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」が楽しみであります!
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