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2017年11月06日23:29

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テラフォーミング・マーズ

さて、火星開拓ボードゲームの「テラフォーミング・マーズ」を購入、前々から気になっていたのです。
PLは火星を地球化するべく選ばれた企業で様々なプロジェクトを何世代にもわたりプレイし最終的に地球に近い環境にすればゲーム終了。
とてもサイエンスな雰囲気が漂いまして非常に好きな人は好きかと。

ゲーム中に出るリソースは
通貨
建材
チタン
植物
電力
地熱

勝利条件に起因する要素
酸素濃度
海洋面積
気温

火星マスを開拓するマップ的な戦術

各種称号(ゲーム終了時に加算)

200以上のプロジェクトカード
と所見ではゲロ重です。
慣れるとアグリコラ程度かな。

企業特性やプロジェクトカードのドロー展開、他プレイヤーの開発動向を見極めながら慎重にアクションしていき、カードのコンボを狙ったり、企業方針と相性の良いカードをプレイし相乗効果を狙ったりする等、リソースの広がりと展開が多彩。

以下企業まとめ
・国連火星動議
テラフォーミングを積極的に進める企業群
酸素濃度の上昇、海洋面積の増加、火星の緑地化に関わるプロジェクトとの相性が高くその政策を推し進めると基本収入と勝利点が底上げする形になっている。
特定のコンボに優越はないが素直に火星を地球環境へ進めるだけで勝利点と収入の差は相手と倍にちかいスピードで引き離せる。
安定感があるがコンボ性には欠けるため地味

・採掘ギルド
建造物主体にした企業
建築物のプロジェクトに直結する建材資源に優越を持ちさらに火星を開拓すると建築資源の産出量を上げやすいため建物主体で攻める企業
戦術は建てる建物に寄るが建物カードを立てまくり建物のアクションで蹂躙するスタイル
色々建てて、効果に溺れたい人向け
あと建築系のカードを引けないとガンガン引き離される。

・エコライン社
植物生産に強い企業
軍資金は少ないが、圧倒的な植物生産なので、即座に火星を緑豊かな惑星に変えてアドバンテージを得るスタイルか。
プロジェクトは生物系のプロジェクトと好相性、魚類や鳥類などを呼べる環境を作ればさらに勝利点をクロックできる。
資金繰りさえなんとかできれば現地調達の資源でぐるぐる回していくことが出来る。

・フォブログ社
チタンの価値が高い自社ブランドを持ち初期から多くのチタンがあるため宇宙プロジェクトのプレイが相性が良い。
ばんばん隕石を惑星に落として火星の温度や海洋を増やしたりするも良し、木星や地球などから物資を送るもよし。
火星そのものというより外部からいろいろ引っ張ってきてテラフォーミングする感じか。
永久機関でぐるぐる回す感じではなく一回きりのプロジェクトで場を整えるのが優位なので意外と自ターンの行動はすっきり気味。

・トールゲート社
電力算出が他企業よりも優越する
後述のヘリオン社に劣るが気温の上昇のプロジェクトに優位があるだけでなく惑星に都市を建設するプロジェクトは電力を要求されるので相性も良い、他にも電力をアクションに要求する建物などをそろえられれば、都市戦術、電力戦術、発熱戦術へと変えていける。
フレキシブル感はあるが半手遅い印象がある。

・テラクター社
火星開拓ゲームなのに地球企業買収したり主に地球にちょっかいをかけて収入を増やしてその資産でやりくりする企業
とにかく資金繰りに優位を持つのでアドバンテージ論者にはたまらない。
でもお金が浮くだけでは勝利できないのがボードゲームの常
その浮いたお金でどういうプロジェクトを買うかは自分で決めて行かないといけない感じか。

・クレディコー社
とにかく莫大な資金のプロジェクトを撃つと資金にリターンが来るというカロリー重視のギルド
小さくて有利なプロジェクトでコツコツ場作りするわけでなく大きなプロジェクトを毎ターン1〜2個ぶっぱしてオーバーパワーの組み合わせでねじ伏せていく。カードコンボ出なくカードパワーで勝ちたい人向け。
盤面の整え方が大雑把だが爆発力が凄い・・あとは精度だな。

・インヴェントリクス社
初期から追加でプロジェクトを3枚余分に引けたりプロジェクトのプレイ条件を緩和したりする企業特性があるのでいっぱいプロジェクトを引いてその中からその場にあったものを・・・っていうスタイル。
バランス感はあるけどMTGの青みたいな企業でパワーはない。

・タルシス共和国
初期から火星に都市をもってスタート、都市を立てるたびに収入が増える事から都市戦術向き。
プロジェクトをたくさんプレイするよりは緑地化したり都市建てたりで火星マップを埋めて戦う方が有利
問題は自力で緑地化することが得意ではないのでそこは工夫しどころ。

・ヘリオン社
気温の上昇に貢献する企業
どんどん火星気温を上昇させて特典を享受していくのが基本、中盤以降はその発熱すら資金に変えて他のテラフォーミング事業に参入していく。
発熱分野は圧倒的に強いが他の分野の参入は下手

・サターン・システムズ
名前が土星なのにゲームでは木星に優越する企業
木星型のプロジェクトをプレイすると収入が上がるため火星ではなく木星プロジェクトを進める事になる。チタン算出が多いので宇宙事業も強いためそこも戦術の中核になる。
問題は木星プロジェクトは買い集めないと効果があがらないんだよなぁ。

・惑星間シネマティクス
初期に建材が多いため序盤は建築戦術であるが建築算出が安定供給されないため終始建築戦術ではない。もう一個のイベントプロジェクトをプレイすると収入が増える効果を使いながら場を整えていく。イベント戦術と建築戦術のあいの子。
かみ合えばテクニカルで面白いがカードが引けなかったときの悲惨さが・・・。


何社かやってみたけどどれも色んな戦術が取れて面白いです。
電子ゲーム化しろよって突っ込みありそうな重いゲームですが覚えればボドゲ媒体の方が楽しいですこれ。
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