映画「　ＩＴ　」

キングの最高傑作「ＩＴ」の映画化。
３０年ほど前に、ＴＶドラマ化したことがあるが
今回は初映画化。

２７年ごとに、メイン州の田舎町に現れる
「ＩＴ（それ）」としか表現できない恐怖の存在。
子供の行方不明事件が頻繁する中
主人公「ビリー」の弟が行方不明となる。

家庭環境や性格に問題のある７人の少年たちは
「ＩＴ」に立ち向かう。

映画は
「スタンド・バイ・ミー」ホラー版だと思ってください。

以前のＴＶムービーよりも、ＳＦＸは進歩し、お金もかかってます。

「ＩＴ」は、遭遇した人間にとって「怖い存在」として現れるので
誰にとっても「怖い」という、恐怖史上最強の存在なんです！！


たーーーーだし
キングＦ・ファンの僕には不満・・・。

この原作は文庫本４冊という超大作。
もともと、この原作を２時間半に収めるのは無理な相談。

小説では、一旦、撃退した「ＩＴ」が
少年たちが大人になった２７年後に復活して町に現れるという
少年期と成人期の二つのストーリーが
交互に語られていくのだが
映画版は、成人期の話をバッサリ、カットしてます。

ＴＶ版は、原作に添って作られてましたが
ＳＦＸや最後の「ＩＴ」の映像化がチャッチイのが難点でした。

彼ら７人には誰にも子供がいないとか
主人公の自転車「シルバー号」のエピソード、も映画版は無し。

ということですが
これ単独で見た場合は
面白い映画です。

映画ごらんになった方は、
ぜひとも、原作読破に挑戦してください。
超超超お勧め本です。
僕は、翻訳を２度、原書で１度読んでます。

そして、
「決して映像化できない」少年期のラストを
確認してください。