コミュニティ新設のことなど。などなど、の巻

　2012年12月23日の夜、東映作品（邦画）の二本立興行を行っている下町映画館・新世界東映の佐々木支配人と電話で話をした（←『映画秘宝』誌上で実名表記されていたからイニシャル表記でなくとも良いだろう）

　その会話の中で、佐々木支配人は以下のように述べられた。


【いまの若い子は集中力があらへん。スマフォがアカン。アレはアカン。10分もたへんもん、集中力。せやから、映画でも本でも、途中で集中力が切れよるねん。ただな、映画（興行の事情）についてはやね、若い子が悪いんと違う。いまの40代、50代、60代、それ以上も、ぜーーんぶ含めて、何も手を打たへんかったから、こうなった。それは勿論、ワシも含めて。その世代が悪い。なーーーんにもせえへんかったワシらが悪い】


【誰も行動せえへんかった。いつの時代もそうやけど、みんなアラビアのロレンスみたいな人間が出てくるのを待っとるだけ】


　このことを、当時に日記に認めた時、僕はこう書いた。

　「それにしても、月並みだけれど、『頑張って下さい。応援してますんで』としか言えんわ。」と。


　新世界東映には、頻繁に足を運んでいるわけではないので、しばらく上映作品のラインナップ告知を行わなかった。新世界国際劇場と今は無き飛田東映＆トビタシネマは頻繁に通っていたのでラインナップ告知を何年にも渡って続けている、或いは続けていたが、そうではない劇場の告知まで行うのは、僕としては「違うかなぁ……」とも思ったし、事情を良く知らない方から、＜あっちの劇場がなくなったら、今度はこっちの劇場に擦り寄るのか＞と思われるかも知れない。

　いや、「かも知れない」どころか、2ちゃんねるや、その他の匿名掲示板で、実際にそのようなことを書かれている事実もある。人伝に聞いたので、確認してみると、事実、そういった旨の記述があった。

　「飛田の達人ぶっているが、本当は一度も劇場に足を運んだことなど無いと思われる」とか。

　「擦り寄り乞食」とか。

　達人ぶってなどいないし、思いもしないし、擦り寄ってなどもいない。そのことは各劇場の方がよく御存知である。そもそも、「擦り寄って来てやがる」と劇場側が感じたならば、僕は現在、相手にされていないはずなのだ。けれど、きちんとコミュニケーションがとれているという事実があるのだよ。

　今夏の新世界閉館デマ騒動時は劇場さんからの依頼を受けた。「俺、MASA君に御願いしたいねん。MASA君がエエねん。受けてくれるか？　アカンかったら断ってくれてもエエ。気にせんでエエから」と。「出来る限りのことはしますよ。させて下さい」と言った。だって、「下町映画館の灯を守る！」と、ずっと公言してきている身であるから、断るわけにもいかないだろうし。よって、事態を収拾するため、出来る限りのことをした。裏も取らず、事情も知らず、取材もせずに、デマや憶測を受けて拡散して、ネットに書き散らして、広告収入を得ている輩には抗議もし、記事の削除も求めた。劇場の運営会社名すら間違っているレベルで憶測を書き散らして金銭を得る？　アホか。僕は無償で事実をお伝えし続けてきているんだぞ。下町映画館の応援は書籍等での劇場紹介を含めると、10年以上に渡って連綿と続けている。それなのに、アイツらはなんだ！？　しかも、マイミクさんに、そのデマを拡散している人と繋がっている人が居たわ。マイミク切られたけど。いや、切られたというか、逃げたんだな。

　今年は「新世界東映は移転が決定している」という噂も回った。即座に劇場に向い、佐々木支配人にお尋ねした。返ってきた答えは、「またそんなデマか。無い、無い。困るなあ、そういうの。無いよ」というものだった。裏を取るといっても、たったこれだけ。ただお尋ねするだけで済むのだ。それすら出来ない連中が、常連さんを不安にさせるようなデマや憶測を広める。なんだ、それ？　こんな数秒で事実が確認できることをしないのであれば、黙っていて欲しい。迷惑なんだよ、劇場さんにも常連さんにも。

　尚、匿名で書き散らしている人が誰だか、僕、把握しているので。報復なんてしないけれども。ただ、現在でもチョロチョロと書き続けているんだわ、その人。ええ加減にせえよ、と思う。「しつこいなあ。直接、言ってきてよ。ちゃんと説明するから」と思うけれども、そう打診したところで、「す、すす、すみませんでした！！」となるであろう。恐らく。ひとまずは、無視するけれども。というか、僕に謝らなくても構わないから、劇場さんに謝りに行けよ。行かないだろうけれど。責任は放棄し、デマ・憶測を金に換えて懐に入れてるんだから。そら、行けないだろうよ。

　ただまあ、気分の良いことではないわな。

　僕、無償でやってるんだよ、告知も緊急事態の鎮静化に対する働きかけも。そこで、劇場さんが、なにがしかのお心遣いをして下さることもある。けれど、それは見返りを求めて動いた結果ではないんだ。それに、佐々木支配人とは随分と前から面識もあるし、上映会では素材を手配していただいたことも何度かある。

　といった中、昨日夜中（＝2時間程前）に佐々木支配人からお電話をいただいた。

　「今の時代はネットやろなあ。チラシ、わざわざ取りにきてもらうのも悪いから送らせてもらうことにするけど、お願いできるかな？　できれば、2、3枚ではなくて、数十枚でも配布をお願いできたらありがたいです。MASA君が何かする時は、ウチも協力させてもらいたいし」と。　

　受けましたよ。そりゃあ、受けますよ。

　むしろ、ありがたい。本望だ。

　新世界国際劇場は洋画上映館で、新世界東映は邦画上映館だから競合もしないし。

　その中で、綺麗事は言わない。自分自身のために動いているという部分はある。これはある。だって、下町映画館に無くなって欲しくないもの。でも、それだけじゃあないんだ。劇場さんと常連さんの居場所を守りたいという想いがある。本当にあるよ。

　僕、大したことは出来ていないかも知れない。

　けれど、「信用してる。MASA君にしか先のラインナップは教えへん。MASA君が最初や。その情報はMASA君から発信してもらって、その後でどんどん広めていってくれたらと思う。手間かけるけど、今後とも、よろしくお願いします」と仰っていただける。

　その御言葉を無碍になんてできるかいな。

　だから、速攻で新世界東映のｍｉｘｉコミュニティを立ち上げました。

　コチラです→http://mixi.jp/view_community.pl?id=6318105

　既存の新世界国際劇場のｍｉｘｉコミュニティも、きちんと毎月告知を欠かしていません。

　コチラです→http://mixi.jp/view_community.pl?id=6281538&from=home_joined_community

　
　もちろん、これからも告知を続けていきます。　

　告知だけでなく、改修や改装での休館や営業時間短縮があれば、その都度、そういった情報も御報せします。

　ですので、上記コミュニティを何卒よろしくお願い致します。

　御参加いただければ幸いです。

　

　ＭＡＳＡ・拝