■天皇賞・秋、キタサンブラックが優勝＝天皇賞連覇、ＧI６勝目−競馬
(時事通信社 - 10月29日 16:00)
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キタサンブラックが勝った時点で私の馬券は養分だった。
私の競馬歴でもメジロマックイーンが降着になった９１年どころではない不良馬場となった天皇賞（秋）。終わってみれば、１→２番人気の結果に終わった。私はレインボーラインをヒモに押さえていたが、キタサンブラックに来られてはどうしようもなかった。
ただ、私の予想でひとつ当たっていたのは、ディープインパクト産駒を軽視したことである。今回の１〜３着の血統は、サンデーサイレンスの血がないサトノクラウン、あってもディープインパクトの血はないキタサンブラック、レインボーラインだった。レインボーラインから離れた４着にディープ産駒のリアルスティールが入ったが、残念ながら馬券で盛り上げるような走りではなかった。ここに日本競馬の絶望を感じてしまうのは私だけではあるまい。
本当であれば、キタサンブラックが凱旋門賞に向かって、この日記で今まで私が書いてきた話を妄言としてほしかった。しかし、北島オーナーにはそもそもやる気が薄く、宝塚記念の惨敗によってそれはかなわないまま、年内での引退が発表され、今日の天皇賞では世界と伍する血であるはずのディープインパクト産駒がその血の入っていないキタサンブラックに惨敗してしまった。こんなものを見せられて、日本競馬のレベルが上がったなんてとても言えないはずだ。
キタサンブラックの今日のレースだけで言えば、馬の精神力の強さと武豊の好騎乗は称えられると思うが、今秋の凱旋門賞で世界での走りを見せなかったので、今日の勝利でＧ�毅蕎〔椶箸い辰燭箸海蹐如⊇蠢�箱庭競馬の結果でしかないともいえる。どういう算段か知らないが、キタサンブラックは社台が種牡馬とすることになるようだ。天皇賞（春）でのレコードはスピードの証明にはならず、斬れもない馬の産駒がどのようになるかは見え見えという気もするが、どんな産駒が生まれるのだろうか。
今日のレースで改めて思ったのは、タイキシャトルの偉大さ。今日のような極悪馬場の安田記念（９８年）を単勝１．３倍の人気を背負って圧勝したからだ。単勝１倍台を背負ってＧ�気鮠，弔箸いΔ里�ひとつの能力と考えている私がキタサンブラックに対して物足りなく感じる点はここにある。今日のキタサンブラックの単勝オッズは３．１倍だった。陣営の発表通りだと、キタサンブラックの次走はジャパンＣになるが、極悪馬場での疲労や万全のローテーションで参戦するレイデオロとの関係から、１番人気になったとしても、１倍台にならないかもしれない。これまで、ＪＲＡのＧ�気鬘珪，靴診蓮淵轡鵐椒螢襯疋襯奸▲謄ぅ┘爛�ペラオー、ディープインパクト、ウオッカ、ジェンティルドンナ）は全て単勝１倍台でＧ�気鮴�したことがある。この馬は果たして、そんなプレッシャーを感じながらＧ�気鮴�することはあるのだろうか。
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