雨の土曜は「赤い爪痕」

折角の土曜日が、一日雨予報にがっかり。雨じゃなけりゃ、岐阜市を攻めてた
とこだよ。

荷受けを午前中にしたので、「乱歩と横溝」を読むつもりだが、それまで間が
あるので、「赤い爪痕」を読み始める。BGMは、ユーチューブのT-SQUAREの
FM音源。

届いた新刊本

「江戸川乱歩と横溝正史」中川右介　集英社＞2段でみっちり！書影なし(-_-;)
「奇想天外　復刻版アンソロジー」山口雅也編著　南雲堂＞収録作良さそう！
「奇想天外　21世紀アンソロジー」山口雅也編著　南雲堂＞復刻版の1.5倍！

昼飯は、雨だけど歩いて行ける、ご当地ラーメンチェーン（7店舗あるらしい）
の「らーめん　しな喜」へ。Aらーめん＠醤油＋Aセットとお持ち帰りチャー
シュウを。

予定変更して、読み切っちゃえと読んだ本

「赤い爪痕」戸川昌子
徳間書店　昭和45年12月30日初刷

S火山で目撃された奇怪な光景。雪山で裸の女につながったまま、女を下に急斜
面を男が滑りジャンプしたという。一方、スポーツ選手の記録向上を目的とした
秘密研究所に入った近衛龍一郎は、S火山で雪上車事故に巻き込まれる。運転し
ていた女に激しい欲望を感じ、行為におよぶが、女の体は氷に閉ざされていた。
それは始まりに過ぎなかった。氷女とは・・・みたいな話。未だに復刊されない
作。帯のコピーも「怪奇と幻想のセックス」となんだかよくわからない感じだが、
直接的にエロいわけではなく、幻想味のあるエロさ＞なんじゃそりゃ！ジャンル
でいけば、SF幻想エロ奇書とでも言おうか。龍一郎がちょっと諜報員ぽく味付け
されていて、いい意味で通俗味がありホイホイ読める。復刊を妨げるのは、エロ
要素なのかなあ？それを含めて面白いのに。出来は☆☆☆☆。

チャーシュウをつまみに酒飲み開始して、本日はこれまで！