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2017年10月18日20:43

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ズ―岡の「きゅうり」

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きゅうりは昭和60年、今から約30年前までは、金額ベースでの市場流通において野菜部門でトロフィートップの座を守り続けました。


以降はトマトトマトにその座を奪われましたが、その原因は日本人のライフスタイルの変化にあると言われています。


高度経済成長後のバブル真っ只中にあった当時は、マンションブーム洋風住宅の普及によって、漬け物を作る環境が家庭から無くなりつつありました。


漬け物は本来、沢山採れた野菜や山菜の長期保存を目的として作られるものです。


古くから日本家屋には非常に向いていたのですが、洋風住宅等の新たな居住環境には適さず、家庭で漬け物を漬ける事がだんだん難しくなっていました。


このような事情により、以前に比べると食卓から少し遠退いてしまった感は歪めませんが、

浅漬けやサラダ、お寿司のかっぱ巻き等、きゅうりが日本人にとって馴染み深い野菜の一つである事は現在でも変わりありません。



■きゅうりの命は三日です。きゅうりの香りは収穫してから三日経つと完全に消えてしまい、残るのはシャキシャキとした食感のみです。

きゅうりは、あの独特の香りが美味しさの命です。買い置きはなるべく控え、新鮮な香りを堪能して頂けたらと思います。






※杉本青果店代表・杉本晃章:転載







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