何が一番悔しいかって捨てられたことが悔しい

「何で俺たちこんなに力ないのかって（涙）」元SEALDs奥田愛基氏が感涙のスピーチ。国会議事堂前に12万人を集めたエネルギーを怒らせてしまった。いつかきっとこの若い力がこの国を変えることでしょう、応援したい。

安倍総理を敵とみなして必死に戦おうとしていたSEALDsはまさか味方のはずの民進党（民主党）が裏切るとは思いもしなかったのだろう。選挙で勝ちたいだけの議員が小池百合子の希望の党に続々と移籍するのは国民にとっても予想外だった。まさに沈みゆく泥舟からネズミたちが逃げ出したのだ。信念なきネズミたちが手の平返しで意見を変える様子は本当にひどかった。ただ「SEALDsははじめから若者代表として利用されていただけ」という声も多い。用済みになったら捨てられるのは当たり前で、自分が使い捨て品だと気づかなかったのはあまりにも愚かなのではないか。奥田愛基氏は政治を動かそうとする中で最も重要な政治力学を理解していなかった。

奥田愛基氏スピーチ

「今回、民進党がなくなっちゃったときにあの20年間、ここ20年間でできた政党の中で続いてきたのってあれだけなんですよ。共産党も自民党もずっと続いてきてその他の政党はできたり消えたりしてきたんですよ。その中で20年間続いてきて一回は政権取った政党で、我々は『どうかな？』と思ってきたけど野党共闘っていって応援してきたわけですよ。それで言われたことは…『名を捨てて実を取る』。もう誰か言わないけどあの人は言ったんですよ。何が捨てられたか！俺たちですよ！枝野さん福山さん応援してるし、その他の社民党も共産党も応援してるしね、でも何が一番悔しいかって捨てられたことが悔しい。何で俺たちこんなに力ないのかってずっと思ってるんすよ。安保法制も止めたいし、原発だって止めたい。沖縄のことだって変えたい。ここに来ている人たちが希望なんですよ。ここに来ている人たちが勇気なんですよ。この国を見捨てない人たちが政治や社会を変えるんだと思っています。」

この後、立憲民主党・枝野代表も急遽登壇「私たちは皆さんの力を背中に受けて全力で戦います！」と。