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2017年10月13日15:48

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URUSHIふしぎ物語

         平成29年度国立歴史民俗博物館企画巡回展 
               
        URUSHIふしぎ物語ー人と漆の12000年展ー 
          2017・9・15(金)〜710・22(日)      浦添美術館

楽しみにしていた巡回展 やっと夫と観覧することができた

秋の沖縄は イエイエ秋も !!と言うべきか?
相変わらず 年中行事や所用に追われなかなか行けずにいた私達 
慌てて参上したと言う訳でした

残念ながら宮里館長さんはお休みという事で 学芸委員の岡本さんに昨秋のお礼を
述べてから入館

廊下の壁に貼られた ウルシはどんな植物か  what are the  features of Urushi?
から始まったプロローグの展示を通って 一章「ウルシとうるし」の展示室へ

昭和30年頃には岩手県二戸地方には300人以上の漆搔き職人もいたとか

日本うるし搔き技術保存会のビデオで紹介されていたのは 鈴木健司さんのうるし搔き作業

すぐ傍の台に並べられていたのは「カマ・カンナ・ヘラ・カキタル・(タカッポ)・漆樽・ゴングリ・
カケゴ・キベラ・アブラボウ」などの漆搔きの道具の数々

展示によると「うるし(漆)千ばい 牛千ばい くわ(鍬)千ばい 黄金千ばい 朝日の
映す 夕日かがやく 雀の三おどり半の 下にある」との民話があって それほど 漆は価値
あるものだったのだと書かれていた

古代国家では税として漆が納められていて 東北や北陸に多かったとも

塗りや漆絵 蒔絵や螺鈿など含めた作品展示は 会場でもらった作品リストによると260点

  *目新しかったのは 射手座「黒漆螺鈿矢立て」18世紀〜19世紀 浦添美術館蔵
  *揺れるハートカッコいいー!と思ったのは兜 「銀箔押張懸兎耳形冑」「二葉葵張懸兜」
  *あらっ !! ぴかぴか(新しい)おしゃれーと思ったのは 黒と金地に細かい蒔絵が描かれた畳紙(たとうし)
   どんなお姫様の御輿入れだったのか? タイムトンネルがあったなら・・・

“あと30分で閉館しますので”と促され 残りは駆け足でぐるり なんとか夫に追いついた

今回 本当に不覚の事でしたが 図録はもう完売したと言うことで たただ落胆して帰って来た
次第ですげっそり


                      カメラ浦添美術館敷地内で見つけたクローバー「クロヨナ」
                      マメ科 淡い藤色の花房 何やら懐かしいような匂い
                      分布:奄美大島〜台湾・インド・東南アジアオーストラリア
                      方言;ウカル・ウカファ・アワキ・ウカベ・ウバガ7・ウワー
                      ハギ(と実に多し)
                      水散布の種子 種子は薬用の油 枝葉は緑肥となる

                      出典:「琉球植物誌」 初島住彦 
                          「琉球列島有用樹木誌」 天野鉄夫
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