mixiユーザー(id:6002189)

2017年10月12日13:50

158 view

ヘッケ

AfDのテューリンゲン支部長ビェルン・ヘッケは、今年1月に行った演説の中で、ドイツ連邦政府がベルリン中心部に建設した、ナチスに虐殺された600万人のユダヤ人のための追悼モニュメントを、「恥ずべきモニュメント(Mahnmal der Schande)」と呼び、「我々ドイツ人は、首都の真ん中にこんな物を建設する、世界でただ一つの民族だ」と述べ、政府を批判した。戦後ドイツは、ナチスの犯罪と批判的に対決し、被害者たちに謝罪し続けることを国是としてきた。ドイツが今日、周辺諸国から一定の信頼を受け、EUの事実上のリーダー国になることができたのは、そのためである。ヘッケ氏の発言は、ドイツ政府や社会の主流派が国是と見なしている「過去との対決」の伝統を真っ向から否定するものだ。もしもドイツが歴史認識を変更したり、ユーロ圏から脱退してマルクを復活させたりした場合、貿易立国ドイツが受ける経済的な被害は甚大なものになる。AfDは経済的利益よりも、国粋主義的・孤立主義的な路線を優先させようとしているのだ。
8 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する