mixiユーザー(id:8731805)

2017年10月11日20:55

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白いコンニャク畑

秋ですね〜。大子の家の近くのコンニャク畑は真っ白。

娘家族の生活も漸く落ち着き、汚水漕ポンプの修理も終え、久しぶりに大子に1週間の長居。仕事は荒樫や赤目の生け垣の剪定、芝生と畑の手入れ、雑草刈払いと全てアウトドア。滞在中は休み無し。

剪定は脚立の移動と昇降の繰り返し。そして手足を伸ばしバランスを取りつつ、危険な刃物を扱う作業。地上でも切った枝葉の拾い集めに運搬。体も神経も疲れます。でも奮闘で伸びた草木もスッキリ。

畑で事件。6月にイノシシに荒らされたばかりなのに、今回は残った子イモ迄も食べられてしまいました。剪定で赤目樫の根元にポッカリと隙間ができていたのです。それを見逃してしまって意気消沈。

そんな多忙な一日、本の返却に図書館へ。バイクで少し走るとこのコンニャク畑。おでんや田楽で馴染みのこんにゃくは、実は3年かけて育てたコンニャク芋と石灰水から作るのです。御存知でしたか?

大子は実はこんにゃくが生まれた土地。こんにゃく神社もあります。とは言え安い中国産と高齢化で栽培面積は減る一方。植付け堀上げ冬の保温を3年繰り返しやっと製品化と、大変手間暇が掛ります。

でもこの地区では栽培面積が毎年増えているのです。春秋の植付けと収穫時だけ地元のお年寄りを使い、初夏の消毒作業は機械で省力化。こんにゃく芋への補助金が狙いなのか、上手く経営しています。

市町村への交付金、間伐材補助金、そして獣害対策やこんにゃく芋への補助金、産業が無く農林業の国際競争力が乏しい過疎化地域は、今では交付金や補助金が無くしては、地域経済が廻らないのです。

ただその裏側はかなり複雑。慣習に胡坐をかく事業もあれば、努力すれど自立が難しい事業に、初めから補助金目当ての事業と入り乱れています。やり手には補助金や制度への知識と嗅覚が必要ですよ。
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