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2017年10月08日23:54

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保栄茂の「十五夜」

夫から突然の電話
“今から保栄茂の「十五夜」があるらしいよ　行ってみるかい !? ”

連ちゃんで高校野球観戦に出かけていた　我が旦那さま　　
その帰り　保栄茂（ﾋﾞﾝ）の公民館辺りで気づいたとのこと

　　　　　ﾅｶﾅｶに気が利いた計らい。。。

さっそく　迎えに来てくれた夫と共に着いてみると　広い芝生の馬場（ｳﾏ
ィー）には長いテントが張られ　すでに大勢の観客

　　　　　涼風の中　初めてみた保栄茂の「十五夜」豊年祭祝い

昔は旧暦の八月十五日と十六日だったこの行事は　今では六年に一度　
十五夜が済んだ第一日曜日に行われると　司会者のアナウンス

奉納舞踊は園児や児童　学生たちの演技から始まり　婦人会・ＯＢ会の
「イナブリシキ（稲の生成）」　「ミルク節（弥勒様登場）」の踊りへと続いた

見どころは　何と言っても　地区を東（ｱｶﾞﾘ）と西（ｲﾘ）に分けた棒術の戦い
「タンカ棒」とは一対一の戦い　その他「三人棒」などもあり
この辺りは當銘の名字が多い地区なので　番地・名前・屋号と続柄（長男等
と）一人一人演者の紹介もありです

さらに　遠目には分かりにくいですが　総勢１５０人もの多くの人達で演じられ
る「渦ち棒（ﾏﾁ棒）」の演技は圧巻　

一糸乱れぬ協調と融和の　２００年伝統のこの行事
“ひゃ～ひゃ～！”と言う掛け声とともに　二つの渦が繰り広げる摩訶不思議
なマスゲーム　そばに行って渦の中を覗いて見たいくらい・・・　

そして　十五夜のクライマックスは何と言っても　最後の「大綱引き」　
東西の綱はミー綱とウー綱（男と女）　合わせて６０㍍の長さあり

稲わらの綱の本体には　誰でもが引っ張りやすいようにと　ちゃんと左右には沢山
の小綱が付けられている

あいにく　月は雲に隠れていたけれど
今年（六月ウマチーから）二度目の綱引き　もちろん観客の住民もこぞって参加

無事　め綱とお綱にさし棒が組まれたら　いざ !! 綱を引く合図
旗頭を振りかざし　銅鑼（ﾄﾞﾗ）やカニ？が鳴る中　皆は心を一つにして綱を曳く

保栄茂の「十五夜」の愉しみは　旗めく夜風の中　気がつけば有に四時間　
が経っていた

　　　　　　五穀豊穣と無病息災を願う「十五夜」まつり

小綱は無病息災を願い

かりゆし（めでたさ）のしるしという事で
私も一本記念に頂いて　持ち帰った次第です

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

10/8「那覇の大綱挽きまつり」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

沖縄の「十五夜」祝いとアアシビー（遊び）は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中秋の名月の他　翌日曜日などなど日付け
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　は地域によって決められる
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　綱引きの他　伝統の獅子舞・琉舞・空手・棒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　術など演舞それぞれに多彩な伝統行事　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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