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2017年10月05日10:22

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「魂との対話」11

11.無意識の進化から意識的な進化へ

多感覚型人間は「パーソナリティー」と「魂」の違いを明確な理解をもっている。

この地球上であなたが下す決断や、あなたがとる行動が、あなたが進化を果たすために利用する手段である。あなたはことあるごとに、自分の体験を形づくることになる意図と、自分の注意を集中して向けるものとを選択しているが、その選択の内容が、あなたの進化のプロセスを決めている。これは誰に関してもいえることだ。
 
人間であることを特徴づけるものとされている恐れや、そのほかのネガティブな感情は、パーソナリティーによってのみ体験されるものである。(中略)裁いたり、操ったり、搾取したりすることができるのも、パーソナリティーのみである。外側のパワーを追求するのも、パーソナリティーのみである。
 
パーソナリティーはまた、ほかの人たちとのかかわりのなかで、愛することも、思いやることも、賢さを示すこともできる。しかし、愛と思いやり、そして賢さは、パーソナリティーからやってくるのではない。それらは魂からやってくる。
 
あなたの魂は、永遠に死ぬことのないあなたの一部である。すべての人間が魂をもっている。しかし、五感の知覚領域内にとどまりつづけているパーソナリティーは、それ自身の魂の存在に気づかず、それゆえに、その魂によるさまざまな影響を認識することができない。
 
パーソナリティーがそれ自身の魂を認識するには、五感の限界を打ち破り、多感覚的にならなくてはならない。そうなったときから、パーソナリティーは、自分の直観、ひらめき、フィーリングといったものを重視するようになる。そしてそれは、自分自身、ほかの人々、および周囲の状況に関する、五感のみをもちいていたのでは入手できない情報を入手できるようになる、ということにほかならない。
 
そのときからパーソナリティーは、言葉や行為の背後にあるさまざまな意図を知覚できるようになり、ひいては他人の言葉や行為に対してよりも、その背後に存在する意図に対して反応するようになる。そのときからそれは、一見荒々しく怒り狂っているかのような態度の背後にある暖かい心や、いかにも親切でやさしそうな言葉の背後にある冷たい心を、明確に認識できるようになる。

あなたの魂は、あなたの胸のなかの一空間を占有する受動的な存在、あるいは単なる理論上の存在などでは、けっしてない。それは、あなたという人間の中心部に存在する、確固たる目的をもつ積極的な力である。それは、万人を無条件に愛し、まったく裁くことなく受け入れることのできるあなたの一部である。

もしあなたが自分の魂について知りたいならば、最初のステップは、自分が魂をもっているということを認めることである。
 
そして次のステップは、このように考えることを自分に許すことである。
「もし私に魂があるのだとしたら、それはどんなものなのだろう? 魂は何をほしがっているのだろう? 魂と私はどんな関係にあるのだろう? 魂は、私の人生にどんな影響を及ぼしているのだろう?」
 
魂のエネルギーは、それがパーソナリティーによって知覚され、認識され、尊重されたときから、パーソナリティーの生命をふるい立たせはじめる。もしも、パーソナリティーが、それ自身の魂のエネルギーに充分に奉仕できるようになったとしたら、そのときこそが、パーソナリティーにとって真のパワーに満たされるときである。
 
そして、そうなることこそが、私たちがかかわっている進化のプロセスのゴールであり、そこに行き着くことこそが、私たちがいまここに存在している理由である。

この地球上であなたが手にする体験のすべてが、あなたのパーソナリティーと、あなたの魂との同調を促すためのものである。

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