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2017年10月03日23:07

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LIVE 思い出野郎Aチーム

思い出野郎Aチーム 10/1@渋谷WWW

先月買った彼らの2枚目のアルバム(9/7日記)が良かったのでレコ発ライブに。

’15/6のヤツイフェス(15/6/23日記)で30分ぐらいのライブを見て以来。
いや〜格段に進歩していました。
タイトルがそのままサビとなる最新作のおかげか、
どの曲もお客さんが一緒に口ずさみ、
最初から最後までステージとフロアが一体となったライブでした。

SUCHMOSを意識してか?揃いの黒のジャージで現れた彼ら七人にくわえて、
今回は創業メンバーだったトロンボーンが復帰して八人のステージ。
ステージ前面にボーカル&トランペット、トロンボーン、バリトンサックスが並ぶ布陣は
なかなか日本のロックシーンでは珍しいのでは。(スカパラとオレスカぐらい?)
この迫力ある三本の管楽器に加え、ベース、ドラム、パーッカションが生み出すグルーブ、
ベースとバリトンサックスがユニゾンでリフを奏でる時の重低音、
エレピ&クラビによるジャジーなソロとバッキング、ギターの軽やかなカッティング、
そして彼らの特徴である今時珍しいダミ声のメインボーカルに加えて、
ドラム、パーカッション、ギター、トロンボーンの四人よる分厚いコーラス。
最強の布陣によるバランスのとれたメリハリの効いた音と熱いグルーブ、
腰が思わず動いてしまうまさにこれぞソウルバンド。

当初、関係者用に仕切っていた最後部を急きょ開放するぐらいの満員状態で、
これが初のワンマンライブだった彼らもすごく感激していて、
その嬉しさがMCにも演奏にも現れていたし、
古くからのお客さんとのやりとりとかもあり、
会場全体が大きな酒場みたいなアットホームな雰囲気だったのも良かったです。
ちなみに会場は酒場ではなく元映画館(シネマライズ)、
だから今作の曲”フラットなフロア”ではなく階段状だったので、
曲の中で謝ってたのも大ウケでした。

満員になったことへの彼らからの感謝として、
一部と二部の間の10分間の休憩の間、”ドリンク奢ります!”
というなんとも太っ腹なサービスがありました。
こんなこと、何十年もライブハウスに通ってますが初めてです。
たくさんのお客さんがご相伴に預かり、総額12万円の奢りに。
”せっかく満員になったけど、赤字だ〜!”と言っていたけど、
この、お金を損してもお客さんと一緒に楽しみたいという気持ちが、
多分彼らが音楽をする動機なんだと改めて伝わってきました。

もう一つ珍しかったことというか、笑えたのは、
レゲエ調の曲の間奏でギターのリフを何小節か繰り返すところで、
出だしのフレットを押さえ間違えたのか、どうにも半音外れている感じがして、
しかもリフを繰り返すたびに同じように外れていて、おかしいなと思っていたら、
ボーカルもこらえきれなかったみたいで、
”おいおい、一回止めよう”って笑って曲を止め、場内も大爆笑。
ギターが”誰にでもミスはある、だからみんなでダンスしてカバーしよう”
って照れながら、なんとかうまいこと言って、ギターのリフから再開し、めでたく完奏。
そのあと、明らかにギターが少し元気が無くなって、
”おいおい元気出せよ、あれ以外は完璧だから”みたいなギターいじりが、
また笑いを誘うという、笑いの神が降りてきたようなハプニングが傑作でした。
このギター、今作からのMV”ダンスに間に合う”でなんとも頼りないキャラで
主演していますが、まさにそれが証明されてしまった感じ。
でも、こういうキャラ、バンドに一人は必要です。
飲み会での仕切りも上手いんだろうなと思わせるボーカルの各メンバーへの笑える振りや
自由奔放に踊りまくるバリトンサックス、ビール片手にボーカルに突っ込むパーカッションと、
他のメンバーもええキャラやったし。

そんな感じで、演奏も以前より音も迫力が増して素晴らしかったし、
バンドの心意気にメンバーのキャラにも触れることができ、堪能いたしました。
ダミ声のYONCE、クラブではなく居酒屋が似合う泥臭い裏SUCHMOSとして、
もっともっと人気が出ても良いバンド、
それだけの実力と親しみやすさは間違いなくあると思います。

ライブは日曜日に行われたので、
大半のメンバーは翌日仕事。
今作にもそんな気分の歌”大切な朝”(♪耳鳴りはまだリズムを刻んでる♪)や
”月曜日”があり、あ〜、楽しいひと時が終わって行くという感じで、
一緒にサビを口ずさみながら、その歌詞が胸に響きましたが、
もっとも響いたのはやはり一枚目の代表曲 ”週末はソウルバンド” でした。 
♪続けてもいいから嘘は歌はないで〜♪
この歌詞の通り、売れる売れないに関わらず、これからも自分たちに嘘をつかず、
大好きなソウルバンドを頑張って続けて欲しいです。
最高の週末でした。

”ダンスに間に合う” ギターがさえない役を見事に(素?)演じてます。
もちろんギターはかっこいいです。ライブで失敗するとは思えないぐらい。
https://www.youtube.com/watch?v=Knd6KuBuBPk


”週末はソウルバンド” 全ての売れないバンドマンとその彼女への応援歌! 傑作です。
https://www.youtube.com/watch?v=1jStVB9ARes



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