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2017年10月03日22:32

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犯人は捕まった。 真実は逃げ続けた。

今日は新宿ピカデリーで「三度目の殺人」を観てきました。

監督:是枝裕和

配役(役名):福山雅治(重盛)、役所広司(三隅)、広瀬すず(山中咲江)、満島真之介(篠原一葵)、橋爪功(重盛彰久)、斉藤由貴(山中美津江)、吉田鋼太郎(摂津大輔)他。

物語は中年男がスパナで務めていた会社の社長の山中を殴り殺し、ガソリンをかけて焼く場面から始まります(この場面は観る者に事件の印象を焼き付ける役目を果たしています)。

犯人の三隅は逮捕され手自分がやったと自供し、刑務所に重盛・摂津・川島ら弁護士たちが面会にやってくる場面へと変わります。
しかし、自供内容が二転三転し、重盛は不審な点が多いと感じています。

弁護士たちは減刑のためのストーリーを組み立てますが、週刊誌に三隅への取材記事が載り、事件は複雑化してゆきます。

三隅は以前にも殺人事件を犯していて、その時の裁判長が重茂の父である彰久という、重盛にとっては因縁のある男でした。

被害者である山中は自身の経営する食品加工会社で材料を偽装し、利益を得ていて、その事実を知っていた妻・美津江は娘の咲江に裁判で言わないよう口止めをします。
その咲江から重盛は事件の鍵となる真実を聞かされ、三隅に抱いていた先入観が一変してしまいます。

その三隅は裁判の席で犯行を否認し、裁判は混乱します。

司法の都合で裁判が行われている様子が描かれ、事件の顛末を追いながらも、実は裁判を行う側と弁護側の葛藤を描いた作品でした。

役所広司が自供を誘導した検事や弁護士を告発する場面は鬼気迫るものがありました。

公式サイトURL
http://gaga.ne.jp/sandome/

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