ニコニコ動画の生放送で天外魔境3をプレイしていた人がいたので、見ていた。といっても、最近バイオ5をやりながらだったり、いつの間にか生放送が始まって居たりで、完全に話を理解出来たとは言い難い部分はある。
・CGのお芝居はやっぱりイヤだな
特に、どういうわけかところどころしゃべっているのに口が動いていないシーンがある。表情もあまりない。あれが当時のCGの限界なのか。人形劇の方がよっぽど生き生きしてる気がする。
・イチモツとかいうクソ敵
最初のボス格キャラクターなのだが、まず名前からして男性器の別称な上に、見た目はどうみても雑魚キャラ代表みたいなゴブリン。さらに非常に口汚く主人公のことを「クソ野郎」と連呼して罵ってくる。戦い方も他人に憑依して戦うせいで、イチモツに決定打を与える事が出来ず、次々と呼ぶ仲間に憑依して逃げ回る戦闘のあまりの冗長さには呆れた。
そしてこいつ、結局倒し切れなくて、その後もずっとちょいちょい出続けて、終盤の方になってようやく敵幹部に殺されることで退場になった(と思う)。主人公たちがしっかり倒して欲しかった。ていうかそもそもこんな気分悪いやつをずっと出続けるシナリオにするなと言いたい。だんだんと愛着が沸いてくるような憎めないキャラならともかく、こいつが出てきても「またこいつ出てきたよ……」とため息が出るだけ。
・仲間に火の一族じゃないやつが多い
火の一族だったのはナミダとイチヨくらいなのかな……? ていうかそのナミダだって竜宮の水の一族?とのハーフみたいな設定だったような気がする。天外魔境は火の一族の話ではなかったのか。1と2は火の一族以外じゃ絶対対抗出来ないやつらが敵だったから、火の一族が何でも解決することにも納得出来た部分があったのに、火の一族以外の人達であんだけ戦えるんならナミダとか別に要らないじゃんと思ってしまう。
他には鬼とか猫とかハニワとか……鬼まではいいけどハニワってどういうことやねん。
・猫の演技に違和感
猫自体はカワイイんだけど、声がまるでクソ素人みたい。語尾に「にゃ」をつけてるだけで、感情がこもってない。語尾だけで猫っぽくなると思うなよ。猫がしゃべるだけで現実に引き戻されるような違和感があってゲームに没頭出来ない。まぁ終盤には逆にそれがクセになりそうではあったが……製作者の本懐であるとは思えない。
・音楽は良い
悲しいシーンの音楽とか良かったですよ。
・敵がやたらと大量に出る戦闘は何なのか
1種類の敵がほぼ群れで現れる。スライムが3匹くらいが1カタマリ。そいつらが攻撃してくる時はもちろん1匹1匹が攻撃してくる。一度に3回攻撃だ。気分悪いよな。こっちの攻撃も3匹同時に当たるからまだ救いはあるのだが。こういう仕様だと敵の強さわかりにくくないかね。
天外魔境3はPS2なわけだけど、この当時ってどうだったんですかね。バイオハザード1なんかは「CG使うと金がかかるので実写になった」という話があるけど、このころにはアニメーションよりもCGでやったほうが安上がりだったんだろうか? PS3までいくと3Dモデルでも表情がすごく良くなるけど、辻野さんのキャラデザでリアルな3DCGにしても不気味の谷を越えられない気がするんだよなぁ。やっぱ天外魔境はアニメーションにすべきだと思うわ。3Dのマップもカメラが近くて見晴らしが悪いし、パッと見でどこが歩けてどこが歩けないのかもわかりにくい。3Dの悪い部分がすごく出てると思う。私が3D嫌いだということを差し引いてもそう思う。
とりあえず自分でもやってみたいとは思わないモノであった。残念!
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