先日バスの中で、吊革に摑まりながら、文庫本を読んでいる青年を見かけた。
とても新鮮に感じた。
最近は老いも若きも電車の中でもバスの中でも、スマホをいじっているのが当り前の風景だから。
しかも、素敵な革のブックカバーをかけていた。
私も普段は電車やバスの移動時間は本を読むことが多い。
もっとも私はスマホをやらないから、本を読んでいるのかもしれないけど。
その日は朗読の帰りだったので目が疲れていた。
それで何となく車内を見回していてその素敵な青年に気が付いたのだ。
以前、バスに乗って立っていて車窓から虹を見たことがあった。
わたしにとって、時々は本から目をあげて周囲を見わすこともしたほうがいい。
いい風景が目に飛び込んでくるかもしれない。
路線バスなので、またその素敵な青年に会えるかもしれない。
★写真は読書とは関係なく、一昨年行ったバルト三国のたぶんタリンの街。
ログインしてコメントを確認・投稿する