平成29年 9月20日 12時33分
3,380g の男児が無事生まれた。
予め男と聞いていたため、そのつもりで出産に立ち会った。
これまで同様に順調な出産で、生まれたばかりの我が子はやはり、とても愛おしかった。
それでも頭に浮かぶのは豪騎や魁盛がどんな反応や表情を見せてくれるかということばかりだった。
保育園に迎えに行き、病院へ連れて戻る。
まだ幼い二人の倅が、それぞれ「かわいい」と言って喜んでいる。
豪騎も魁盛も自分が名付けたので、今回は女房や倅たちに任せることにした。
生まれる前から「リュウ」と呼びたいと言っていた二人。
想像上の生き物の名前を我が子につけるのは些か不本意だったが、弟の誕生を心から楽しみにする二人の幼い兄貴たちの思いを無視する訳にもいかなかった。
ここからは女房の意見を尊重し、倅らの願う音の響きを考慮しながら命名することにした。
「隆憲」
リュウケン
果たして自分や女房が願う、実り豊かで幸福な人生を歩ませてやれる良い命名となったのか、今後は命の限り見守り続けるより術がない。
それでも「力強く、そして規範たれ」との願いを込めたことが、いつかこの子の背中を押してくれるのだとしたら、きっと良かったのだろうと思う。
今日になって小さな兄貴たちは慣れない弟の名前を呼びながら、それでも代わるがわる生まれたばかりの小さな弟を抱きたがっていた。
最近、釣りに興味を持ち始め、小さな竿を持って海に向かい始めた二人。
今回の安産も、「お魚を食べて元気な弟を産んでもらいたい」と言っていた二人の努力のおかげだったのかもしれない。
これから1ヶ月。我が家は男ばかり3人で家事を分担し、切り盛りしなければならない。
まめな掃除は自信がないが、せいぜい洗濯と炊事くらいはまあまあのラインを保って過ごしたい(過ごさせてやりたい)と思う。
一番上の兄貴ということで、今まで以上に我慢を強いられる豪騎には、20インチで前3段後6段 計18段ギヤの自転車をプレゼントした。
3人の倅たちが、どの子も元気に育ってくれるよう願ってやまない。
それから、愛おしい3人の倅たちを産んでくれた女房に感謝を込めて。
ありがとう。
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