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2017年09月19日22:23

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演歌、港、ジョナサン～鳥類シリーズ⑨～カモメはカモメ

～オールド世田谷の中心に鴎友学園～

酉年にちなんだ鳥類シリーズ、今回は「カモメ」
まぁ雀やカラスみたいに、日常見かける鳥ではないが、
歌の中には良く出てくる。

幼児の頃聞いた「かもめの水兵さん」

とにかくカモメと言えば、海、港を思い浮べる
「ソーラン節」
♪沖のカモメに潮時聞けば♪

そして演歌！都はるみ「涙の連絡船」作詞：関沢新一196５年
♪いつも群飛ぶかもめさえとうに忘れた恋なのに ♪

そして横浜！「よこはまたそがれ」五木ひろし作詞：山口洋子1971年
♪海鳴り、灯台、一羽のカモメ♪

山下公園に行くと、カモメさんに会える。

特に氷川丸のそばにデッキがあり、そこに集まっている。
可愛い顔をしているよ。

シンシア「１７才」２番、1971年
♪ふたりカモメになるのよ。

同じく「傷つく世代」のＢ面「昨日の街から」1973年
♪海辺を走ってカモメになるのよ
作詞者が同じ（有馬三恵子）だから同じフレーズを使っている。

「津軽海峡･冬景色」石川さゆり、作詞：阿久悠1977年
♪凍えそうなカモメみつめ泣いていました♪

歌のタイトルにカモメが付くのは、
「かもめはかもめ」研ナオコ、中島みゆき作詞・作曲1978年

♪かもめはかもめ孔雀や鳩やましてや女にはなれない

「かもめが翔んだ日」歌唱、作曲：渡辺真知子、作詞：伊藤アキラ1978年

渡辺真知子は、私と同じ学年だ。この曲で78年、
レコード大賞最優秀新人賞を受賞した。
前にも書いたが私と同じ学年（56年4月～57年3月）は、各分野で不作である（＾＾：
レコード大賞最優秀新人、日本歌謡大賞新人賞も取ったのは彼女だけ。
70年代新人賞レースは、ほとんど55年度生まれと58年度生まれで占められた。
72年、麻丘めぐみ（55年）森昌子（58年）、73年アグネス・チャン（55年）、桜田淳子（58年）、
74年、麻生よう子（55年）、西川峰子（58年）、75年には岩崎宏美（58年）、
76年は新沼謙治（55年）が授賞している

で、78年も55年度生まれが中心になった世良正則＆ツイストが
大本命だったが辞退。お鉢が渡辺真知子に回ってきた感が強い。

映画「カモメ食堂」は見ていない。
その代わり「カモメベーカリー」は、以前私が住んでいた町の近くにあった。
って誰も知らないだろうが（＾＾：。

「カモメのジョナサン」、リチャード・バックの小説。
これは私が高校生の時、1974年に大ヒットした。
しかし、翻訳をした五木寛之が後書きで、異例の批判（違和感がある）をしたと。

カモメ、漢字で書けば「鴎」
五輪真弓にも「鴎」という曲が名盤アルバム「マリオネット」収録されている
歌詞だけ。
http://sp.uta-net.com/song/187738/
古風な言葉、メロディも昔の寮歌風

そして、鴎友（おうゆう）学園
世田谷区宮坂にある中高校一貫の女子校。
私が住んでいたところから比較的近く、歩いて１５～２０分かな？
最寄りの駅は、世田谷線「宮の坂」。
駅と言っても、世田谷線は、路面電車みたいなもんだから、無人駅、
改札もないし、駅前に商店街もない。

だが、この「宮の坂」近辺こそオールド世田谷の中心なのだ。
近くに城址跡公園（つまりそこに世田谷城があった）、
世田谷八幡宮、そして名刹・豪徳寺。
この寺に行くのなら小田急線「豪徳寺」駅より、世田谷線「宮の坂」が近い。

さて、鴎友学園、
有名OGは湯川れい子、岡江久美子
私の中学から、ひとりその高校に行った女生徒がいた。
顔と名前は知っていたが、クラスが一緒になったことがなく、
話をしたこともないのだが、彼女と同じクラスの友人が、
中学卒業してから、聞いてもいないのに、「あの子は鴎友学園に行ったよ」
と教えてくれた。他の女子の情報はないのに、なぜその子のことを
言ったのか分からん。

鴎友学園、一回、入ったことがある。
英語の検定試験の会場。
その時、「カモメのジョナサン」が話題になっていた。

で、なんで「鴎の友」という校名なのかと言えば、
都立白鴎高校のＯＧ会「鴎友会」が設立した学校とのこと。

白鴎と言えば、この都立校とは関係なく、白鴎大学という大学が
栃木県小山市にある。
そこの福岡政行教授は、選挙のたびにコメンテイターとして
テレビの特番に出ていたので、名前を知った。

白いカモメで思い出した。
『知床旅情』加藤登紀子、作詞、森繁久彌
♪忘れちゃいやだよ　気まぐれカラスさん
私を泣かすな　白いカモメよ
この歌は、1971年にリバイバルヒットしたが、
前述の「よこはま・たそがれ」「17才」も同じ年だった。

かもめ～る

カモメ料理って聞かない。
さすがの中国人も食わないみたい。

また「鴎友学園」に話は戻るが
小林まことの漫画「柔道部物語」で、柔道の強豪校としてO・U大学が出てくる。

このＯＵとは何の略なんだろ？と一時、悩んだ。
実際の柔道強豪大学と言えば、国士館、東海大、明治、天理大が思い浮かぶが、
どれも、イニシャルはＯＵではない。
もしかしたら、小林まこと、国士館大付近の地図を見て、

そのそばに「鴎友学園」を見つけ、そこから取ったのでなかろうか？
しかし、改めて見ると、国士館大（右の赤丸）と鴎友学園（左の黄色丸）って
本当に近かったんだな。豪徳寺を挟んですぐだ。

しかし、世田谷区、世田谷地域って柔道が盛んだ。
斉藤仁や石井慧といった五輪金メダリストを産んだ国士館大学
←これ1980年代くらいからスポーツに力を入れて、
学校のイメージアップを図ったのだろ。

中学・高校一貫私立学校の仏教系の世田谷学園は、
古賀稔彦、吉田秀彦、大野将平（リオ五輪73㌔級金メダル）。
さらに、区立弦巻中には、2007年度まで学区内にある
全寮制柔道私塾講道学舎に通うため、地方から上京して入学した少年もいた。
（上記の古賀稔彦、吉田秀彦）柔道だけではなく、
東京農大は相撲が強く大相撲で活躍している卒業生が多い。
世田谷地区って、意外と日本的、硬派、バンカラ、男臭い場所だよ。
校名を見ても、「国士」とか「日本学園」とか「昭和女子大」とか。
それでカタカナのミッション系がない。

かたや成城学園のある、私が小学校まで育った砧地域は聖ドミニコとか
目黒星美とか聖セシリアといったミッション系があって、逆に仏教系校がない。

また関係のない話になってしまった。

「初めて買った音楽は何？」18歳から54歳まで聞いてみた結果！
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=114&from=diary&id=4771975

私が初めて、自分でレコード屋で買ったシングル曲は
アン・ルイスのデビュー曲「白い週末」だった。
1971年の3月、彼女、「3人娘」よりデビューが早い。
そして、私と同じ不作の1956年生まれ。
そのせいか新人賞にかすりもしなかった（苦笑）
この曲の歌詞に「カモメ」が入っていれば、スッキリまとまるんだが、、
この71年には、今日紹介した『知床旅情』「よこはま・たそがれ」「17才」
がヒット。私はこの年の秋頃から洋楽のレコードを買い始めた。

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