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2017年09月19日12:14

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政治的音楽の在り処。

■「政治に音楽」持ち込んだら本当にダメなの? 政治学者の違和感 「ヒップホップ使ってもいい、ただし…」
(ウィズニュース - 09月19日 07:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=4771986

太古の昔から、日本人は「政治的直裁性」が
苦手なんだから仕方無いんじゃねーの?
としか思わんなぁ。

HIPHOPは確かに政治的な音楽(という側面も
ある、くらいに留保は必要か)なんだから
こそ、日本には根付いていない訳だしね
(サイファなど一部ユースカルチャとして
受容されているものもあるが、それが
綺麗に政治性と断絶している事は、
その傍証となろう)。

日本ロックが「政治的」だった事なんか
無いし(頭脳警察みたいなのも存在するが、
例外的であろう)、明治の壮士演歌などを
除けば唯一音楽が世界情勢や反戦思想と
コミットメントしたフォーク音楽も、
政治的先鋭性を持つことなく「四畳半」に
収まったのだ。

これは、「日本人って元からそういうタチ」
としか云えないのではないかと思う。

政治的である為には対立を恐れない蛮勇が
ある程度は必要であり、しっかりと旗色を
鮮明にする事が必須。だが、大まかに俯瞰して
見ると非常に漠然とした「自由の希求」が
日本の音楽の反抗の根幹であり、決して
対立が生死を分けるような逼迫は無かった。

それは要するにこの国が幸福だった、
という事の証左であろうし、現在の
不幸を認ずる人達がラップやHIPHOPに
その意匠を借りるのは必然だろう(すごーく
低レヴェルだが)。

プロテストという姿勢がそもそも西洋的で
あり、比喩や隠喩を駆使して直接ぶつけない
体制批判が常道だったこの国には、
そもそも「政治的音楽」が存在しないのだ。
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