囀や　柳亭小痴楽ひとり会

「囀や　柳亭小痴楽ひとり会」

行ってきましたー

19時開演ですが、山手線遅延らしく10分遅れではじまり。
この日は男性7、8人で、落語慣れしているらしきお客さんもいて
おのおののタイミングで笑いが起こる感じです。

薄い灰色っぽい着物に同系色の半襟、灰色の羽織に朱が混じった羽織紐
隙なし〜

噺家は朝の通勤ラッシュに遭遇することはないけど
今日は山手線の遅延で、湘南新宿ラインに変えたら
日本とは思えない押しのけ押しのけ混雑ぶり、
今日は普段より遅くついたけど寝坊じゃありません（笑
去年のベトナムでの出来事などから

「幇間腹」
猫のあとにためすのおかしいっていっぱちのセリフとか
おもしろかった
なんとなく、いっぱちの、あーもう、って様子がつよい
若旦那はちょっとチンピラ風情になってる。ははは

「置き泥」
はじめてきいた。
「殺してくれ」ってのがおもしろい！
「自分でも匕首を持ってるってのを上手く言えた」みたいなセリフもおもしろい
新米の泥棒がほだされていく様がいいですね
あと、でーくが何度も煙草吸うとこ。
小痴楽さんが得意な2人って感じ

仲入り

縞の入った黄土色っぽい着物に萌葱色っぽい半襟
若々しく庶民的な雰囲気

「宿屋の仇討ち」やりたいなと思うんですが
この会で３回続いてるのでそれもどうかと思って
他に寄席用に15分に押さえたい噺があるんでそれを2席か、
自分じゃ決められないので、どっちがいいですかね、
と「宿屋の仇討ち」希望の挙手を願うと4人、
ってことで、寄席サイズ2席

「花色木綿」
たんたんたーんと、タイトに。
でも前回より乗れた。
「大家さーん、泥棒ー。大家は泥棒ー」がおもしろかった！
後半の大家と主の問答はもーっとたんたんたーんといくといいなー
この噺、熊さんと泥棒が、なんか似てるのがすきです

「宮戸川」
はじめてきいた。
小痴楽さんのおばさん、っていうか、
印象は志村けんの演じるおばあさんだったけど、
女性のたくましい感じがおもしろかった。
皆まで言うな、のおじさんのいやらしくうれしそうな目もいい
若い2人よりおじさんおばさんが主役
でもって、なかなかの艶話
サゲは抱き合ったらおじさんと目があったとこでした

20時45分終了
ちょっと短め。ひとり寄席。
あ、でも「ついちゃうな、まあ、いいか、寄席じゃないですもんね」とのこと。

知らない噺をきくのは楽しいな〜
でも30分強の噺ってそんなに聞く機会がないので
「宿屋の仇討ち」でもよかったなー。
おもしろいし満足感があるしやりたそうだったし。

あとなんだったかなー
「置き泥」の新米泥だったかなー
前半、志ん生とか小三治とかビートたけしとかの
下町江戸口調が垣間見え、やや！　いた！　生で！
とうれしくなったのでした

まーちょっと元気のない印象はありましたが
こちらの見方のせいかも。
30分強の噺の方がのってきてるのが見えるのですきかもなあ
これからは選べるなら長い噺にしよー

で、本日は希望者に両国寄席の招待券をくれましたー
わーい！　行ってみるー

さて、今月末の「超成金」での小痴楽さん
「五人廻し」をネタおろし
楽しみーーー
知らない噺なので、高座で触れてから、
録画した五街道雲助「五人廻し」を見るのを楽しみにしてるのです。
ふふふ