琴奨菊に土、阿武咲が全勝 日馬富士3敗目 秋場所
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大相撲九月場所五日目、連敗中の横綱日馬富士が初の横綱戦かつ初の結びの一番となる前頭三枚目の阿武咲の叩き込みに屈して三連敗で黒星先行、角番の二大関のうち照ノ富士が松鳳山の寄り切りに屈して四敗目を喫し、 四連勝だった千代大龍を突き落としに仕留めた豪栄道のみが勝って唯一一敗を守った展開になりました。
今日の横綱日馬富士は立ち合い当たって右差しを見せるものの、左に往なした阿武咲が叩くと一回転して転がされて勝負はあっさり決まりました。その時間は僅か6秒5で、阿武咲に主導権を奪われた一番となりました。日馬富士の金星配給はこれで三日連続となり、平成15年の七月場所の武蔵丸以来の不名誉な記録だとか。支度部屋に戻った日馬富士は「あーっ、クソっ!」と声を荒らげながら足がついていかなかったことを敗因としてコメントしていたようで、あの三日目の琴奨菊戦以降、主導権を取れずに敗れる一番が続いているように感じますね。日馬富士な続けてら「また明日の一番に気持ちを切り替えて」と休場を否定するコメントを発したようですが、場所前の巡業も途中からの参加であり稽古も十分ではなかったようで、負けが続くようなら休場が取り沙汰される事態になるのではないかと思います。
一方、阿武咲にとっては初の横綱戦にして初の結び、加えて、千代丸の突き出しに屈した大栄翔、荒鷲に下手投げを食らった貴ノ岩、正代に上手を切られて寄り切りに沈んだ琴奨菊、そして千代大龍と、全勝だった四力士が揃って敗れた中、唯一の全勝力士として臨むことになったことによるであろう緊張感やプレッシャーとやらを物ともせず、初日から続く好調さと相撲勘の鋭さを失わずに今日の一番を“乗り切った”と言えるでしょうね。明日は豪栄道と顔が合って横綱・大関戦を終えますが、この21歳の若武者の勢いがいつまで続くのか、つまり、賜杯レースの主役の座を射止めることになるのか、注目したいと思います。
気になるのが松鳳山に二本差されて前に出られ、棒立ちにされて寄り切りに屈した照ノ富士が右足を傷めて車椅子が用意される事態となり、明日の出場が危ぶまれる事態となったことで、診察の結果が気掛かりなところ。休場となれば負け越し、大関陥落となって来場所10番での大関復帰に賭けることとなる模様ですが、連日足がついていかない土俵が続いており、やはり稽古が十分ではなかった様子もありますね。
その他。好調な土俵が続いている琴奨菊は正代に左前褌を切られて左に開かれ両差しを許して寄り切りに屈し、千代大龍は二度の待ったの末、大関の絶妙な往なしで土俵際逆転の突き落としに屈してそれぞれ一敗となりましたが、好調さは維持しているようで、今後に期待が持てるでしょう。
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