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2017年08月26日02:09

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若さゆえのプレッシャー

本日より、初心者向けボーリング講習全6回が始まった。
http://photo.mixi.jp/view_photo.pl?photo_id=2263561201&owner_id=1418555
金曜午後と言う、普通の人にはきわめて予定の立てにくい時間だけに、16人の参加者のほとんどは定年退職後の男子と、悠々自適の女子。
平均年齢は65歳、最年少がここに居る。
しかも、ちょっと目立つくらい若い。

するとですね、みなさんが期待するのですよ。
あなたは若いからかなりできるんやないかって。
いえいえ、なにをおっしゃいますやら。
平均年齢65歳と言えばあなた、45年前の20歳でしょうが。
1972年の20歳、それはまさにボーリングブーム絶頂期に青春時代を迎えたご同輩ではありませんか。
実際、2時間ほどの講習が終わったあとの実技では、このジジイ、昔かなりやってたなと思えるような人もちらほら。
ふむ、なにはともあれ残る5回、頑張るもんね。
担当講師の方針がなかなか理にかなっていて興味深いし。

点数にこだわる必要はないし、スコアをあげようとすることもない。
とにかく大事なのはきれいなフォームで投げること。
基本を押さえて無駄のないスムーズなフォームで投げ続けたら、スコアは自然とついてくるから。

そういうわけで、ステップと腕の振りを教わる。
まず右脚から踏み出すんやけど、そのとき、ボールを持った腕、つまり右腕をいっしょに前に出す動作が意外なほど難しく、できていない人が多いという。
人の自然な動きとして、右脚を前に出したら右腕は後ろに振るようになっているから。
右脚、右腕...あ、これっておひけえなすってやないか。
任侠物の映画なんかでよくある、おひけえなすって、てめえ生国と発しますはってやつ。
34歳の講師さんにそれを言うたら、なんですか、それ?と言われてしもたけど、受講生の間では受けまくる。
ジェネレーションギャップって、意外なところにあるものなのね。

それにしても、改めてこうやらなければならないと言われてやってみると動きがずいぶんぎこちなくなるもんなんやね。
ブルース・リー師匠が言った、考えるな、感じるんだってこういうことなんやわ。
ひたすら投げて体に教え込む。
1レーン3人のところ、ボクのところだけ2人。
しかもペアの60代後半くらいのおばちゃんがびっくりするくらいできん子で、1投ごとにインストラクターからアドバイスを受けてはフォームチェックするような始末なので、ほとんどひとりで投げ続けることになってしまった。
およそ1時間、そんなんしてたらもう汗だくで、終わったら速攻で水分補給と冷却に走る。

今回の催し、全国に15ヶ所でボーリング場を運営するスポルトっちゅう会社がやっている。
同じような講座を各地でやっていて、いずれも6回コース1000円。
全盛期、3000ヶ所もあったボーリング場はいまでは800に減り、どこのレーンも集客に四苦八苦しているんやて。
仮に年に1回しかやってなかった人が2回になれば、それだけで客数は倍になる。
そのために、ボーリングの楽しさを伝えていきたいと、10年ほど前から講座を開始。

最初に用具のこととかボーリング場の現状を教えてもらったんやけど、ピンの話はおもしろかった。
規格が決まっていて、大きさはもちろん、素材もメープル材にプラスティックコーティングでないとあかんのやて。
縦割りにしたのを見せてもらったら、無垢やなくて集成材からの削り出しやね。
真ん中に空洞があって、カーンと乾いた音を出す役割を担っている。
そのピン、流行ってる店なら半年、そうでなくても1年ほどで音の出が悪くなるので、入れ替えなあかんとのこと。
1本3000円ほどでレーンあたり20から21本。
18レーンやとすると、毎年それだけで100万円以上かかってしまう。
あと、おもしろいのはボーリング場の経営を支えているのは貸し靴代やってこと。
写真屋の経営を支えてたのがプリントではなく現像代やったのと似ている。

これからの5週間、脱落しないように適当に手を抜きながらやっていかねば。
でね、1ゲーム無料券を10枚もいただいてしまった。
http://photo.mixi.jp/view_photo.pl?owner_id=1418555&photo_id=2263561202
だれか、今度いっしょに行く?


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