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2017年08月25日08:44

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わすれ草(江戸小話)

フォト

わーい(嬉しい顔)メガホン「わすれ――草、わすれ――草は、いらんかえ―――」と、花売りの売り声が聞こえてきました。

わすれ草とはユリ科の多年草で、葉は細長くて、夏に大きなユリに似た橙赤色の花を一日だけ咲かせます。


顔(口笛)「ほう、わすれ草とは珍しい名だ。おい、どんな草か、わすれ草を見せておくれ」

わーい(嬉しい顔)メガホン「はい、ただいま」

冷や汗「何だ、落葉(風)葉っぱばかりしげって、つまらぬ草じゃないか。これは何か、薬にでもなるのかい」

わーい(嬉しい顔)メガホン「はい、わすれ草を干した物をタバコわーい(嬉しい顔)喫煙ダッシュ(走り出す様)にして吸えば、苦労をわすれ、夏には暑さをわすれ、

冬には寒さをわすれ、年を取っても年をわすれまするんるん

顔(笑)「そいつは不思議な草だな。おもしろい、買おうしよう。して、値段は?」

わーい(嬉しい顔)メガホン「はい。え――――、・・・」

花売りは、しばらく考えて言いました。

冷や汗メガホン「・・・いくらか、わすれました・・・」




ちゃんちゃん






( ̄ー ̄)メガホンメガホンメガホンそれをいい事に、タダで「わすれ草」を全部もらった客の甚兵衛ウッシッシ手(OK)は、一儲けしようと町へくりだしたそうな。

売るたんびにウッシッシメガホン値段をわすれ、結局わが家への道をわすれ警察警官に保護されたそうな猫


( ̄ー ̄)みなさんも、夏にわすれ草にはくれぐれも注意危険・警告なさ―――れモンミるんるん







(15.2.22)






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