それを説明する算段がない

手つなぎ不倫で有名になった橋本神戸市議、今度は政務活動費の不正使用疑惑が出てきた。
過去５年間に発行したことになっている市政だより５８万部が架空発注ではなかったのか。
まだ十分な裏づけがないから、疑惑のかたちになってるけど、個人的には絶対やってると思う。
女にだらしない男ってのは、ほとんどの場合がお金にもだらしないもんやねん。

１回に刷ったのが自分の地盤である中央区の世帯数と同じ８万部で、ほとんどを自分でポスティングしたと主張している。
そんなもん、絶対に無理。
昔、三田で美容室やってたとき、自分とこのチラシのポスティングをひとりでやった経験から言うと、朝１０時から夕方５時まで、休憩を挟んで６時間かけても、千枚が限界。
すべてが集合住宅やったら、その倍くらいいけるかも知れへんけど、戸建てと混在してる地域やと、どうやったってそんなもん。
８万部を１ヶ月で配るとしたら、延べ４８０時間÷３０やから１日あたり１６時間必要。
２人が１ヶ月間休みなしのフルタイムでやってようやくこなせる作業を、たったひとりで歯医者と市会議員の仕事をやりながら
こなすなんて、１００％の３乗くらい無理。
５人くらいでやってどうにかこなせる数やし。
しかも地元だけに、途中で知った顔に出会ったら素通りもでけへんしね。

それでね、人間ってのは思ってもないことは言わないけど、思ってるからこそ言ってしまうことってのがあるんよねえ。
ほんまにそんだけの印刷物を作成したんかと聞かれたとき、それを説明する算段がないて言うたのですよ、この男。
説明する手段がないってのが普通の言い方やし、たぶん本人もそういいたかったんやと思う。
それやのに、算段が口に出たってのは、まさしくそれが本音で、どうにか算段、つまりそれらしい話をでっち上げて体裁を繕わなあかんと思ってるからこそなんやないかな。
あるがままを説明しようと思ってる人の口から、算段なんて言葉が出てくるわけがないもん。

と、そんなことを言うてるとこへ、発注先の印刷会社とされる人から、うちは頼まれて領収書切っただけやって証言が出てきたし、今度はどんな汗かきっぷりが見られるんやろね。
この前のあの汗はすごかったから、どえりゃあ楽しみだがね。