電子書籍の津波でとどめ

kindleを端末に仕込めば本も漫画もしおりになって便利
問題は目が疲れることだけ
これはテクノロジーで解決されるだろうか？

電子書籍には再販制度がない。

理論上10円でも1円でも売ることができる。

紙媒体ははっきり言うと、もうおしまいだ。
商売にはならない。
図書館がいいだろう。
図書館が雑誌を扱えば、もう必要ない。

雑誌社は売れるものだけ売れる。

雑誌でカタログ的に見ているものはなかなか不便になりそうだが
これは世の流れでしょうがない。
不便を感じれば、あたらしいサービスが現れるだろう。
そもそも立ち読み9割なんだから。

DVDと紙媒体はなくなり、新聞もなくなっていくだろう。
すべて無線配信に置き換わる。

問題はどうやって課金をするかだが

立ち読みゼロ円であったのを、ちょい見10円とか
月額とかにしていき、多くの人がituneやamazonプライムのように
月額課金に抵抗を感じなくなれば、オーディエンスボリュームに応じた
月額課金が実現し、商売が続けられるかもしれない。
しかしこれで今までの売り上げボリュームが維持できるかというと、話は別で

新聞にしても集英社や岩波文庫にしても、再販制度など防護壁が
なくなればかなりリストラをせざるを得なくなる。

このパラダイムシフトでまず流通が変わり（増える）、
倉庫が変わり（パート労働が短期的に増える）
そしてリアル店舗が変わる（絶滅）
飲食店やファーストフード、
DIYショップ（日用品、見ないとわからないネジや材料もの、加工もの）、
病院、美容室など行かなければできないもの、行かないと送料が高くつくもの
特にドラッグストアのDIYショップ化が進むだろう。

流通が整理されれば今のようなパンク状態も改善すると思うが
もっと先の話。

会社というのはいきなり利益が40％以上減ると死ぬので、
まず外注停止
次に派遣カット
次に新卒募集が停止
次にボーナスカット
次に早期定年が増え
次に依頼退職が来る
次に給与が減らされる
それでだめなら身売りになる。
買収相手がいなければ倒産となる。

自分がどこにいるかでいつまで働けるか変わるけれど
多くボーナスカットでローン破産が増えるのでは。
ただどこにいようとこのパラダイムシフトの津波を避けることはできないので

津波に乗れるところに移動する＝新しいことを勉強してモノにする
しかない。

資格は国家資格だけ意味があるが、パラダイムシフトの生き残り保証にはならない。

サラリーマンを続けられる可能性があるもの

派遣
資格商売（税理士など）
電気工事（ガソリン機関が電気に置き換わる）
飲食資格持ち

一般サラリーマンは派遣に置き換わる（社会保障費の負担に会社が耐えきれないため）
高給サラリーマンは契約になる＝自営業

それでも残ったほとんどのサラリーマンはITの上流系だけがまともな報酬を得る。
（コード書きはAIがやるようになるので高度なSEデザインができないと失業する）

必要になるのはAI関連の会社
インフラのITデザイン会社
無線通信に強いIT企業
Iotを実現できる会社

この辺だろうか。

ただ電気自動車を見ればわかるように新しい会社はスリムだ。
もし電気自動車に置き換わると、7割の人員が失業する。
（これは7割の資源の節約も意味する）

社員5人の大企業なんてものもあらわれるだろう。

この手の企業ではTOEIC700点などの基準は不要になり
英語での具体的なプレゼン（面接が英語になる）など、使える人が必要になる。

のんべんだらりとレールに乗りたい人は、ガソリン車のぶら下がりと一緒で
失業する。
失業したら、セーフティネットは、ない。

勉強するしかないのだが
使えるようになるまで勉強するしかない。

ただ勉強しているだけだと、カットの対象になるだろう。

だから少子化も悪いとは言えないのだが、

若者の達観主義、悟り主義で我慢をしないですぐやめて捨て理屈を吐く、
というやっかいな連中は、一生底辺で生きなければいけなくなるだろう。
これも一昔前のヤンキーが、屁理屈馬鹿に置き換わった結果だ。
どっちも放置したら底辺になる。

違いは教育費が無駄にかかっていることだけ。




■書店ゼロの自治体、２割強に　人口減・ネット書店成長…
(朝日新聞デジタル - 08月24日 03:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4730973