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2017年08月23日09:13

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夏の終わりの予感がする頃

今年の8月もあと10日を切りました。私の好きな夏がもうじき終わるなぁ…って思うこの頃です。
残暑は9月に入っても続きますが、残暑は残暑で別物です。やはり8月の終わりころに感じる心持とは異なります。
夏の終わりを実感した体験が一つあります。
今から40年近い前の頃青森県の青森市に住んでいるお友達を訪ねて遊びに行きました。
「せっかく青森に来るのなら「ねぶた」をはねにいらっしゃいよ」と誘われて、当時強烈に憧れていた自転車旅行を兼ねて東京多摩から青森市まで輪行(自転車をたたんでキャリングバックに詰め青森駅で再び組み立てる方法)し、友人宅をお訪ねしました。
彼は地元の人が装うねぶたの跳人(ハネト)の衣装を一式用意してくれていて頭の先から足元まで見ごとに仕上がりました。顔に化粧も施してもらい、少々照れたのは30秒ほどで、すっかり跳人のいでたちになじみました。
30分後には「らっせーら、らっせーら」と若さに任せて跳ねまくっていました。跳ねながら、なんでみんなこんなにエネルギッシュに跳ねているのだろう?とても不思議でした。
不思議を抱きつつもともかくは全身汗まみれでぐっしょり祭りに溶け込みました。

彼の家には連泊させてもらっていましたので、青森のねぶたを存分に堪能できました。
そして感じました。8月の初旬とはいえ、ねぶたが終わると風が違っているのです。
青森の街の中を吹き抜ける風がもう秋なんです。
それで私は解りました。何故青森の人々(とりわけ若者たち)がねぶたをあんなに熱狂的に跳ねるのか、『ああ、夏が行ってしまう、夏が終わってしまう』その思いが頂点に達して「らっせーら、らっせーら」の掛け声になるのです。

補足
この年は弘前のねぷたと大鰐町のねぷたも体験してきました。大鰐町のねぷたはまさに子どもの祭りという印象が強かったです。

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