■「苦手」って、どんな手のこと?
「数字は苦手でね」「あの人はちょっと苦手なんだよね」など、
勝ち目のない相手や、いやな相手のことをさす「苦手」という言葉。
もともとは、どんな「手」のことを言ったのでしょう。
後漢時代の
医学書『霊枢』に登場する「苦手」は、
超能力者の
手のこと。触れるだけで傷が治ったり、腹痛が治まる不思議な手が、本来の「苦手」だったのです。
「にがて」と読むように、この「苦」の意味は、「くるしい」ではなく、「にがい」。
超能力者の爪
はにがく、その手で触ると傷が治ったことから、『苦手』と呼ばれるようになったそうです。
アチョ――――――
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