あるあばら屋に、小判の化け物が出るといううわさがたちました。
「おれが化け物の正体を、この目で見届けてくれるわ
」
きもの太い若者が、うわさの
あばら屋で泊まることにしました。
さて、その晩
の事。
若者が化け物を待ちかまえていると、いきなりしょうじを
突き破って、
大入道が現れたのです
「ほほう、大入道とは、おもしろい
」
若者が
手をたたいて喜ぶと、大入道はたちまちのっぺら坊に姿を変えました。
「なんだあ、のっぺら坊か。おしろいをつけすぎた、ババアみたいだなあ・・・」
若者が怖がらないので、のっぺら坊は姿を変え、今度は
からかさお化けに化けました。
「ふん
からかさお化けか。 家のからかさの方がもっと破れていて、もっと怖いぞぉ!」
若者が鼻で笑ったので、からかさお化けは姿を消すと今度は小判
に化けて、チャリン
と土間に落ちました。
「しめたっ
」
若者が拾おうとすると、小判は
パッと消えてしまいました。
「ちくしょう
うまくつかまえていれば、うまい物がたらふく食えたのに―――
」
その後は、化け物は、二度と出てこなかったそうです。
ちゃんちゃん
( ̄ー ̄)
この話・・・わからんわあ―――
まあ、よ―――わからん小話もたまにはヨシとしましょうかね。
世の中、つまらんと思うこともないと『なりたたん』みたいモンミ
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