mixiユーザー(id:51725648)

2017年08月16日07:54

41 view

あせ(江戸小話)

フォト

ある夏の暑い日。

外出先から帰ってきた旦那が、小僧の信吉(しんきち)に言いました。

勝ち誇り「あついexclamationあついexclamationあついexclamation今日の暑さはとくべつじゃあ。信吉、すまんが後ろから、そこの大うちわであおいでおくれ」


少年「は―いexclamation

信吉は返事をすると、旦那の後ろにまわって、うちわの柄がおれるくらいに力を入れて、大うちわで風を台風台風台風送ってやりました。

すると旦那の体から、みるみる汗がひいていきます。

勝ち誇り「ああ、さっぱりした。信吉、お前のおかげで、汗はどこかへぶっ飛んでいったぞ指でOK

旦那が気持ちよさそに言うと、後ろの信吉は全身に汗をかきながら言いました。


少年あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)「そうでございましょう。なにしろ汗は、全部わたくしの方にまいりましたからあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)






ちゃんちゃん






(14.8.2)





4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する