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2017年08月15日16:25

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尻違い(江戸小話)

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あるところに、頭の弱い息子がいました。親父さんがアメをこしらえて、かめの中に入れ、高い棚の上にあげておきました。


ある日の事。息子がしきりと、

少年「ああ、なめたい目がハートなめたい。アメがなめたい目がハート」と、言うので、親父さんは仕方なく、

勝ち誇り「わかった。今、かめを下ろしてやるから、お前は下にいて受け取るんだぞ」

少年「うん、わかったよ」

親父さんは棚の上に上がって、かめをかかえると、

勝ち誇り「それ、いいか。こっちへ来て、しっかり尻を押さえるんだ」

すると、下から息子が言いました。
少年「ああ、いいよ。しっかり押さえるよ」

そこで親父さんは、そろそろと手をバンザイ伸ばしてかめを下ろしました。

勝ち誇り「どうだ?しっかり押さえたか?」

少年「押さえたよバンザイ

息子が言うので、親父さんが安心して手を離すと、牡牛座衝撃ガシャ―ンexclamation

かめは土間に落ちて表情(青ざめ)表情(青ざめ)粉々に砕け、アメはみんな流れてしまいました。

親父さんはかんかんに怒ってぷっくっくな顔雷言いました。

勝ち誇り「あれほど言ったのにexclamationお前はどうして尻を押さえていなかったんだexclamation

すると、息子は、しっかりと両手でバンザイ自分の尻を押さえたまま言いました。

少年「父ちゃん、見とくれよるんるんおれはこんなにしっかり尻を押さえていたんだexclamation


勝ち誇り「・・・・・・・」



ちゃんちゃん







(13.11.27)







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